2007年11月 8日 (木)

父の好きな小沢一郎: 政治の脳番地

今週の社長のひとこと------------------------------------------

新潟三区といえば、田中角栄の生まれ育った地域です。
田中角栄が、道路の十分発達していない田舎の土地を回り
みかん箱の上で、演説した村で父も生まれ育ちました。

幼少の頃、越山会は全盛期を極めていました。若かりし父は、
自ずと政治に関心を持ち, 田中角栄の魅力に惹かれていったのでは
ないかと思います。

父よりもすこし若い小沢一郎代議士もまた,田中角栄の魅力に
惹かれていった一人ではないかと推理します。

みかん箱の上で演説できる代議士が今、何人いるでしょう。
僅か20-30センチメートルほどの目線の違いに立って、
相手と思いを共有できる技量が必要です。

都会の高級車の中から見たこともない田舎の事情を、明確に
想い巡らす事など、育ってみなければ分からないことでしょう。

田中角栄が逝った後、父は、小沢一郎が好きになっていきました。

「小沢一郎、大好き!」は、全くといっていいほどぶれていません。

なぜ、小沢一郎が好きなのか?あえて聞いたこともなければ、
知りたいと思ったこともありませんでした。

では、あなたは、政治家に好きな人物がいるかと問われ、
「現れていない」
と答えるしかない小生には、少々、父が、まぶしく見えていました。

しかし、今回の民主党代表辞任劇で、なんとなく、岩手県出身の
小沢一郎代議士の人間味が垣間見えたと同時に、
父がなぜ、彼が好きか、ちょっとわかったような気がしてきました。

好きな政治家が現れなくとも、時々
政治を脳の何番地なのだろうと考えることがあります

知性・理性系脳番地を使って法案を考え、実現していく国会の場にあって、
「この政治家は、好きか? 嫌いか?」の尺度は、
かなりの比重を占めているのではないかと思います。
(これは、実際に、自覚、他覚できなくとも)

この好きか嫌いかの問いは、有権者の立場に立つと、より明確になります。

あの政治家が、好きか、嫌いか、どちらでもない(すなわち、政治家には興味がない)
という選択肢が考えられます。

最近では、マニフェストというカタカナ文字を掲げて、政治目標を明確にしています。
しかし、例えば、タバコをプカプカ吸って、歩きタバコ、道端で、捨てタバコをやっている

政治家を信用できるか?というと無理なご相談です。

医者や嫌煙家とって、タバコのみが好きになれるかというと厳しい現実があります。

好きか?嫌いか? 感情系脳番地が政治の中にすっかり居座っていることがわかります。

理性・知性系脳番地のリーダーたる地位は、感情系脳番地にすっぽりと包み込まれて
いると思います。

今回の民主党代表辞任劇は、小沢一郎代議士の本質とマスコミの作り出す偶像力との
ズレが明確に透けて見えたと感じました。

福田総理の対応も本質が見えて、
有権者としては、実に参考になったのではないかと思います。

切羽詰ると脳の本質が見えるのは、事実だと思いました。

では、「あなたは、小沢一郎代議士、好きですか 嫌いですか?」

では、「あなたは、福田総理、好きですか 嫌いですか?」

脳番地から見れば、感情系脳番地の首座と理性・知性系脳番地の首座は
異なっています。

政治を脳番地を使って選択する時、

好き嫌いが先か? 

マニフェストが先か?

あるいは、全く別の欲望系脳番地の支配力に流されてしまうのか?

の問題として置き換えることができます。
 

確かに、政治は、立派な「脳番地トレーニング劇場」だと思います。

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2007年3月19日 (月)

梅干とアンパンからみる政治と脳科学の正直者

今週の社長のひとこと-----------------------------------

うめぼしとアンパンから、政治と脳科学を考えてみたい。

もし、「うめぼし」を「アンパン」として、
販売したら、これは、違法だろうか?
(もちろん、買うお客様がいらっしゃるかどうか
は、問題ですが)

では、アンパンのあんこの中に、うめぼしをいれて
これは、「うめぼしです。」と言って販売したら、
これは、違法だろうか?

もし、アンパンの中に入っているうめぼしの大きさ
によって、事の是非が、決まるのであれば、

(うめぼしA) まるまる1個うめぼしの入ったアンパン

うめぼしB)うめぼしの切り身、1ミリの切れが
一切れ入ったアンパン

このAとBの「うめぼし」を販売する場合に、
どちらがより正当なのだろうか?

さらに、うめぼしBが大量に買われて、ブームとなった場合、
うめぼしAや、本家「うめぼしそのもの」は、
どうやって、うめぼしBの不当性を証明することが
できるのだろうか?

巷の広告で、このような手法は多用されている。
むしろ氾濫していると言っていいかもしれない。

しかし、脳科学でも同じことが起こってきた。
脳機能をイメージングする分野である。

脳機能イメージングの、うめぼしは、
毛細血管機能強調画像法と神経細胞活動強調画像法である。

毛細血管機能強調画像法は、光を使って酸素交換の
現場である毛細血管機能を検出するCOE計測(酸素脳イメージング)
によって実現した。

神経細胞活動強調画像法、脳波をはじめとした細胞電位変化
を検出する手法である。

では、脳機能イメージングで、甘いアンパンは、
何だったかというと
静脈血管機能強調画像法である。

静脈は、毛細血管で起こった酸素交換の後処理として
下水作用を担っている。
酸素交換の後には、時間的に遅れて
静脈性下水道効果がおこることが分っている。

光を使った酸素脳イメージングが完成するまで、
100年以上も、毛細血管機能と静脈性下水道効果
を区別することが出来なかった。
下水道効果をみて、脳反応と誤認していたのである。

あまいアンパンにうずもれて、すっぱいうめぼしが
見れなかったのである。

そのために、脳機能イメージングに使われてきた
fMRI, PET, NIRSのいずれも
脳血流という甘いアンパンに隠れたうめぼしの

酸素交換を捉えることができなかった。

税金などから潤沢に研究費として
投じられてきたfMRIは、
静脈性下水道効果強調画像法そのものなのである

ところが、静脈性下水道効果は、脳反応ではないので、
脳外反応というべきなのである。

これを、脳機能と称して、科学的論拠にされている
ことが少なくない。

fMRIを使った脳科学者は、脳外機能を研究する
脳外科学者(のうがいかがくしゃ)だったのである。

 
特に心理系fMRIの利用者は、
心理反応と静脈性下水道効果を結び付けようと
しているのだから、厄介な脳思想家に
陥りやすい。
 
あまいアンパンに、
fMRIの計測原理の重大な欠陥など考えている余暇は
なさそうである。

こうなると言葉じりが、類似している脳外科医(のうげかい)には、
迷惑な話かもしれない。
しかし、脳外科医は、脳実質外の血管吻合など
プロ中のプロなのである。

したがって、非科学的な手法を吟味しないで用いながら、
われは、脳科学者だと自己主張されると、
もうなすすべがない。

かつて、科学者の流布した知識に懺悔し、生涯にわたって責務を果たそうとして
核廃絶の活動したアインシュタイン、湯川秀樹、朝永振一郎らに思いをはせながら、
すっぱい気持ちになるのは私だけだろうか。

政治には、選挙があるから、もうすこし、
なすすべがあるかも知れない。

さて視点を政治に移してみよう。
もうじき都知事選である。

広告手法にアンパンとうめぼしが使われているように、
選挙に同じ手法が使われないとも限らない。

各候補者をみながら、アンパンの中のうめぼしの割合がどのぐらい
入っているか、じっくり話を聞いてみることも大事ではなかろうか?

甘いか、すっぱいか?
本物はどっちだろうか?

すくなくとも、本物は、甘いことは言わないと思う。
すっぱくても、体にいい方が好まれる。

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#参照

COE計測(酸素脳イメージング)

http://www.nonogakko.com/brainlife/coe.html

静脈性下水道効果

http://www.katobrain.com/profile/discovery.html

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