2008年3月31日 (月)

タヌキ、我が家に棲む

------------------自然環境情報----------------------------

毎年3月末の楽しみは、山歩きです。
新潟の実家から裏山にでて、お目当ての場所まで、
自然の風景を楽しみながらゆっくり歩いていきます。

見慣れた田舎の風景も毎年見ていると少しずつ違っています。
既に、40年以上同じ風景を見ているのに、
今年は、出発直後から驚きでした。

最初の驚きは、家の裏にある金柑の実り具合を見に行くと、
なにやらガザガザと動く動物が家の縁の下に入っていくのです。
犬にしてはすばやい身のこなし。

そもそも、犬はこんなにすばやく縁の下に入り込めるのか?
そこで、じっと観察していると隙間から顔をのぞかせたのは、
ホンドタヌキでした。

ここ数年、頻繁に見かけるようになったと
近所の人たちが口々にいっていたのですが、

まさか、我が家の縁の下を棲家にしているとは
家人たちも想像していませんでした。

次のエピソードは、家の前には、親戚の畑があり、

その畑の外れに見える木が、
梅か?桜か?と近寄ってみると、どこかで見たような枝ぶりの
梅の木が花を咲かせていました。

梅の枝ぶりは、20年以上も前に、祖父が家の中で
大事に手入れをしていた寒梅の形をしています。

その高さ30センチメートルほどの梅の木が、
そのまま成長し立派な枝ぶりとなり、
今では2メートルほどの高さになっているのです。

良く見れは、一昨年なくなった祖父が風避けに使ったと思われる
魚網が梅の根本に残っていました。

記憶とは不思議なもので、梅の木の枝ぶりから、
20年以上前の面影を発見するなり、その頃の
家でのやり取りが思い出されます。

脳の枝ぶりと記憶の関係を、梅の枝ぶりを介して
垣間見た瞬間でした。

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2007年6月21日 (木)

アメリカの脳ブーム、さらば静脈性下水道効果

今週の社長のひとこと------------------------------------

成田から飛行機に乗り、11時間後 アメリカの空港のショップの
一角に見慣れない光景が出現しています。

「SUDOKU]と書かれている脳トレ本が、いろいろな出版社から
手を変え、外側の宣伝を変えて、置いてあるのです。

ロスアンゼルスに長年在住している友人もこの
SUDOKUにハマっています。

このSUDOKUブーム以前にも、アメリカの雑誌には、言葉合わせのパズル
が掲載され、老人がバスや電車でボールペンを手に、ジッと解いている
光景が認められていました。

その一方で、操作が必要な携帯用ゲーム機を、大人がやっている光景は
少ないようです。

国や文化の違いによって、脳に対する捉え方が少し違っているのかも
知れません。

Photo_12

先日、シカゴのダウンタウンのホテルで開催された脳機能の
国際学会に参加しました。

一昨年からより顕著になってきたことがあります。
脳機能の学会は、その応用場所を強く求めていることです。

何のための脳機能計測なのか?この自問自答が強くなっています。 
 
その結果、fMRIに代表される静脈性下水道効果を調べて
脳に色分けする発表が減る傾向にあります。

脳を色分けしても、役立つのは、研究者の自己満足だけ
かもしれません。

その点、SUDOKUブームは、一般人に貢献しているでしょう。

昨年は、脳の形をMRIで分析する発表が目立ちました。
脳機能は、まず形からです。

今年は、脳波を使った発表が目立ってきました。
思考や行動同時に起こっている脳反応に興味があるのです。

fMRIは、脳組織から出た静脈に新鮮な血液が流れ込む反応を
観察しているために、脳機能研究者の増加やMRI装置の導入による経済効果は
みとめられました。

しかし、潤った脳機能研究者の一方で、一般人を救済する応用がほとんど見つかっていません。

NIRSやPETを使った脳計測にも、たっぷりと静脈性下水道効果が
入っています。

脳組織で行われる酸素消費の動きを定量して計測するのが
COE(シーオーイー)です。

その静脈の混じり具合いは、fMRIが最大で、PET、NIRS、COEと少なくなってきます。

fMRIは、場合によっては、100%静脈性下水道効果でしょう。

NIRSは、測定法に依存して100%に近いこともあれば、ゼロに近いこともあり
計測技術に依存しています。

PETの場合は、測定時間が長いので、その間に、静脈性下水道効果が
たっぷり混じることになります。

さらに、日本と米国では、脳機能に対する捉え方に5-7年の開きを感じます。

 
NIRSを用いた脳機能は、筆者が日本にいた1991年に発見し、世界初の国産市販用
NIRS装置(浜松ホトニクス NIRO-1000)で実証しました。

その後も国内の研究者やメーカーが光脳機能計測装置の開発に力を注いできました。

しかし、ここに来て、NIRSのレベルでは、海外の独自開発研究グループに
追い越されつつあります。

   
酸化ヘモグロビンの変化を脳血流の変化(CBF)と誤認したり、
fMRIの信号が高いほど脳活性化が起こっていると間違ったりと

いまだに、国内では初歩的な知識不足にさらされています。

海外では、NIRSから進化したCOE計測には達していません。
ただ、脳波やCOEが盛んになってきている理由は、静脈性下水道効果からの
脱出であって、意図が明確です。

今後、多くの海外の研究者がCOEに興味をもちはじめ、逆輸入されるのではないかという
懸念さえあります。

BCI(ブレインコンピューターインターフェイス)やHCI(ヒューマンコミュニケーション
インターフェイス)としての有用性を考えると、簡便で自然体での計測が可能な
神経活動を反映する脳波、神経活動と同時におこる酸素消費をみるCOEに
注目が集まっていくことになるでしょう。

神経活動から6から8秒もおくれた緩やかなヘモグロビンの変化を見ているfMRI,
NIRSでは、対応できないことは明らかです。

すでに、脳波は、BCIに用いられ、COEは、障害者の脳を理解し、
教育を可能にするHCIであることが明らかになっています。

このように、日米間のギャップは、脳ブームや脳機能への対応にも差が認められます。

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2007年5月 8日 (火)

なぜ、うちのネコはかわいい?

今週の社長のひとごと----------------------------------

連休中、新潟の平野は、田植えシーズンでした。

数々の棚田みても、なぜか、うちの田んぼの苗が、かわいい!

 

稲の苗をじっとみても、隣の田んぼの苗となんら変わらない

コシヒカリの苗です。

 

しかし、なぜか、自分の田んぼに植えたコシヒカリの苗は、

かわいくおもう。

 

小児科医になってから、自分の子どもと他人様の子どもを区別して見るような

私情は、一切捨てたつもりでやってきました。

 

しかし、ひとのこころには、自分のテレトリーに入ったものごとを、いとおしく

思う性質があるのかも知れない。

 

例えば、その辺にいた野良ネコにエサをあげて、何日か世話した挙句に

飼い始めると、これはもう野良ネコ君とはいわず、しっかり名前をつけて、

かわいがってしまうのが常でしょう。

 

朱鷺のいる佐渡弥彦国定公園内にある我が家のまわりは、

超自然に溢れています。

  

連休中には、久しぶりにタヌキに遭遇しました。

方々の動物園で、タヌキは数々見たはずなのに、

なぜか、先日遭遇したタヌキがかわいいと感じてします。

 

これは、ひょっとしたら、もうタヌキに化かされてしまったのかも

しれない。

  

生まれ故郷のタヌキを、動物園のタヌキよりかわいく思えるのは、なぜだろう。

その深層心理の解読は、二の次にして、

このように自分が関わったことは、愛着が生まれることが明らかです。

 

しかし、この愛着を超えないとサイエンスは、失敗することがあります。

脳の計測で、社長も失敗体験があります。

 

6年間も毎日米国で、fMRIという脳機能イメージングにかかわり愛着が湧いていました。

そうすると、この技術が、静脈性下水道効果を見ていて、実は、脳ではなく、

脳の外の反応を見ていることに気がついても、

しばらく、脱出することができませんでした。

  

もちろん、これで、研究費をとったら、途中で、誤診するfMRIを使うのは、誤りだと

思っても、てっとりばやく手を染めてしまいます。これが、連鎖を生みます。

 

とりあえず少数意見のものしか分らない、気がついていないだろうと。

しかし、この考えは、すでに、サイエンスではないのです。

 

うちのネコがかわいい気持ちに打ち勝つ精神でなければ、

いい脳研究はできないとこころに命じて、やっています。 

 

確かに、失敗は成功の元!

 

fMRIの静脈性下水道効果を見抜いたら、酸素がNIRSから見えてきて、

酸素交換波動方程式を完成し、COE計測法を確立できました。

  

1991年、自分の発したメッセージで光脳機能イメージングが時流となり、

それでも、自分のネコをかわいがらず、

ようやく、10年以上かかり、COEの完成にたどり着きました。

 

今となっては、その研究成果より、

ネコを思いやるこころ、ネコを離れるこころの2つを体験したことの方が、

大いなる財産かもしれません。

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#6月からCOEの脳の学校セミナー第2期を実施します。参加募集中!

http://www.nonogakko.com/information/seminar.html

 

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連休明けの脳活性化?

今週の社長のひとごと------------------------------------------

大型連休も終わり、昨日は、仕事をしていてもなんとなく

脳みその回りが悪い気がしました。今日は、久々にブログが書ける状態に

回復しています。

 

脳は、非常に、休息に敏感だと思いますね。

普段、過剰に酸素を使って、仕事の上に、さらに仕事をさせられていた

脳番地も、しばらく休めば、ストレスを感じずに仕事が開始できます。

 

しかし、仕事の初日、なんとなくけだるさを感じる人も少なくないのではないでしょうか。

この初日と2日目を脳血流を指標にして、NIRSやfMRIで検査すると、

初日は、脳血流が上昇して、「活性化」だ。流石に、休息の効果あり。

二日目は、脳もなれて、省エネで、さほで脳は活性化しない。

といいう結果予測ができます。

 

でも、この結果予測は、計測法による間違いです。

2日目の脳状態の方が、効率よく酸素を使えるようになっているでしょう。

 

同じような間違いは、簡単な問題ほど脳を活性化しているように

検出してしまう脳機能イメージングにも起こります。

 

その理由は、初日は、うまく脳みそがまわらず、

脳に血が上り、血圧を上げやすくなります。簡単な問題は、酸素を使うより

脳の血圧を非効率に上げてしまいがちだからです。

 

神経の酸素使用効率が悪い状態を、脳の活性化だと

診断してしまうのが、従来型の脳機能イメージングです。

 

供給された脳血流が、どのぐらい神経に有効利用されたかを見ることができなかったからです。 

fMRIでは、脳血流が上がって、血圧が上がり、

酸素使用効率が悪いほど、信号が強く出ます。

 

静脈性下水道効果をfMRIが、検出しているためです。

すなわち、酸素効率のわるい脳状態のために、

うまく脳が、活性化してくれないために脳血流計測では、

脳機能誤診が起こります。

 

そこで、NIRSから進化したCOEで酸素脳イメージングでこれを見てみると、

酸素効率の悪い脳状態か、酸素効率のよい、脳活性がスムースに行われているか

スッキリ、解決できます。

簡単な問題は、酸素をあまり使わないので、酸素が素通してしまい、

fMRIでも、PETでも、NIRSでも、あやまって、脳を使っているように見えます。

 

エネルギー消費効率が悪いのに、脳活性と誤診されたり、

酸素を使っていないのに、脳活性と誤診されたり、

脳血流さんも大変な思いをしていると思います。

しかし、脳血流さんにも限界があるのです。

 

脳の血液は、動脈にも、静脈にも、酸素を交換する毛細血管にも流れるわけです。

脳機能は、酸素脳さんに任せてほしいわけですね。

  

誤診は誰にもあるものですが、

連休明けのボケを脳活性化と自覚している人は少ないでしょうから、

このような脳科学もたいした脳価格をつけられないかもしれません。

  

最近は、COEで酸素をみて個人の能力を評価しています。

しかし、下水道性静脈効果をみているfMRIでは、個人の能力も

逆評価しかねません。

  

静脈は、脳外ですから、脳外機能イメージングで

個人の能力を評価されたらたまりませんね。

 

お互い、注意しあって、脳科学者の脳をはやく覚醒させたいものです。

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2007年4月 8日 (日)

4月、5月の脳番地の使い方

今週の社長のひとこと-----------------------------------

日本人は、遊びが苦手だとよく言われる。
しかし、その割には、ゲーム機を作るのは得意なようだ。
はたしてゲーム機は、作れても人生ゲームを謳歌できているのだろうか?

桜の花びらが散りつつも、多摩川近くの公園では、
若者たちが昼間から膝を交えて宴会モードです。

結構、日本人も遊び上手ではないかと思った。
しかし、よく見ると学生がほとんどだった。

社会人になっても、遊び上手といわれてみたいが、なかなか難しい。

「欧米の友人には、おれたちは、遊びのために仕事している。
日本人は、仕事のために遊んでいる。」としばしば説教される。

小生は、遊びが脳で、仕事も脳。

これで、脳が本当に遊んでいたら、シャレにならない。

春の季節を入学、入社の季節に選んだのは、誰だろう。
これから延びる新芽や桜も門出を祝福しているようだ。

さて、この春に自分の脳番地どのように付き合えば先につながるのだろう。

そこで、酸素脳イメージングから得た知見を元に考えてみる。

まず、どんなことやっても最初は、脳の酸素交換効率が悪い。
必要以上に酸素を使用し、興奮してしまう。

ところが2度目以降になると安定した酸素の使い方ができるようだ。

当然、新入学、新入社の4月には脳酸素を使い、
5月には、中だるみといったところが常ではないかと思う。

ひょっとしたら、5月病の原因は、4月の過剰な酸素脳の酷使
ということも仮説が成り立つ。

ようやく、酸素脳イメージング法(COE法)が完成したのだから
いずれ研究してみたいテーマでもある。

そこで、4月と5月の酸素脳の使い方が問題になる。
ただでさえ、過剰に酸素消費をしてしまう4月に、さらに
精一杯に、新しいことを習い、他の人より1歩も2歩も前に出ようと
シャカ力になるのは、どうだろう?

4月、5月は、脳番地の準備運動で、それぞれの脳番地に
少しずつ新しい体験を満遍なくしようという心構えではどうだろう。

本番は6月からゆっくりモードで入ろう。
全体として半年で、何か一ついい仕事を見つけようと考える。
そうするとうまくいくのではないだろうか。

これは、ちょっとしたDr.KATOの米国留学体験からの提案です。

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Dr.KATOの米国留学体験の詳細

http://www.nonogakko.com/information/mailmag_mokuji.html

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2007年3月30日 (金)

医学生の成績と医者になってからの成績は一致しない?視診力を鍛える

今週の社長のひとこと-----------------------------------

もうじき入学式や入社式を迎える若者が多いと思います。
医学部を卒業した医学生も、もうじき研修医の生活が始まります。

偉いヒトの訓辞からはじまる入社式と違い医者には、大それた
病院勤務の開始式などほとんど聞いたことがありません。

ある企業では、優秀な学生は最初から幹部候補生
としてエリート教育を施されるのだそうです。

企業のエリート教育には、それなりの意義があるでしょう。
大学で専門性の基礎を身につけた優秀な人材をさらに
教育して、より専門性を高めることです。

このエリート教育の前提にあるのは、学生の成績と
その後、社員になった成績とに、高い相関性があるという前提です。

では、この学生時代の成績と社会人としての成績には、
本当に一致性があるのでしょうか?

わたしは、この一致性の確立はほぼ50パーセントぐらいでは
ないかと予測しています。

その理由は、20歳前後の脳から見た成熟度は、その後の脳の
成長と比較するとまだ50パーセントぐらいだからです。

50パーセントの確率とは、十円玉を天井に投げて、表か裏がでる
確率です。
すなわち、どちらにも転ぶということです。

さて、医学生の成績と医者なってからの成績には、相関があるのでしょうか?
多くの医者は、この一致性に、本当は疑問視しているのではないかと
思います。

まさしく、経験的にさほど当てにはならないと思っているのではないでしょうか?

では、なぜ、医学生の成績と医者になってからの成績は一致しないのでしょうか?

またこのような疑問も湧いてきます。

医学生の成績と医者の成績が一致しないのに、どうして、
学校の成績のよい学生が、医者になる傾向があるのでしょうか?

最初から、医者に要求される技量をなぜ学校で教えないのか?
そのような疑問がでてくるのは当然のことでしょう。

医学生の中には、医学部に入ってもさらに高い成績をめぜして
がつがつ勉強する学生もいます。
これは、おそらく、大学入試の後遺症が医学生になっても
残っているのではないかと思います。

この後遺症は、結構、シリアスな病気ではないかと思います。
その症状は、既成の知識を再び暗記することに多くの時間を
割くことです。

あるいは、周囲より点数で、数値化して勝りたいという
コンプレックスの持続です。

確かに、医学部では、新しい知識を山ほど記憶しなければなりません。
しかし、新しい知識は、医学生にとっての新しい知識であって、
医学界としては、既成の知識です。

医者の成績あげるためには、既成の知識を獲得する能力では、まったく
不十分です。

その理由は、明らかです。
一人一人の患者様の病状は、診断された病気と共通点があっても
やはり、一人一人異なった訴えなのです。

そのために、医者は、新しい知識を患者様のために獲得しなければなりません。
結果的に、患者様とのコミュニケーションが取れなければ、より多くの情報を
取得することもできません。

視診といって、眼で診断する能力を養わなければなりません。
医者には、特に、視覚判断力が必要です。

ところが、医学生には、この視覚判断力、視覚情報収集能力、視覚分析力が、
総じて育っていないと感じています。医学生や医者に脳画像の説明をしても、
パターン化されたクイズに答えるような思考になってしまいがちだからです。

特に、画像診断分野のエキスパートになるためには、この視覚判断力、
視覚情報収集能力が、必要になってきます。
内科、外科でも眼で見ることは重要です。

本来は、新しい知識を画像や症状から視覚的に感じて、
それを言語化して伝えなければなりません。

しかし、当てはめ画像問題、視覚問題だけ正解することができるような思考になり
応用性に欠けることになります。

医学部受験では、言語能力の高さだけが問われているのかも知れません。
視覚判断力、視覚情報収集能力、視覚分析力は、一夜漬けでは、育ちません。

幼少時より、訓練する必要があります。
おそらく、お受験に始まり、医学部を卒業するまで、
この医者にもっとも必要な「視診力」の育成が
欠けているのではないかと感じています。

脳の学校では、この「視診力」を鍛えるプログラムを構築して
子どもや大人の教育に望んでいます。

いい医者の見分け方は、視診力の高さです。

いい医者は、視診力に優れます。

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視診力検査: 海に浮かぶ島は、何島でしょうか?

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2007年2月22日 (木)

綿羊、鳩、猫、犬、どれも故郷の記憶の中

今週の社長のひとこと----------------------------------------

綿羊、鳩、猫、犬を繋ぐキーワードは、幼少時代、育った家にいた動物です。

最近は、猫といえば、ペットとして大流行です。

 

しかし、田舎にいる猫といえば、その昔は、ネズミ捕りの名人としてその名を

ほしいままにしていた。

 

事実、我が家にも、歴代、黒猫や三毛猫がいた。

名前は、クロ、チョ

チョは、チョ、チョ、チョと呼ぶとやって来たが、クロの方は、結構、

言うことを聞かない。しかし、仕事はきっちりこなしていた。

 

猫のクロがいなくなるとなにやらネズミが出没する相関性も確かなものだった。

 

幼少だったので、ペットとしてかわいがったという記憶より、相棒だった。

しかし、この相棒なかなか気まぐれなのだ。

 

呼べば、気が向くとやってくるのだが、えさを与えるときにしか、なかなか言うことを聞いてくれない。

  

この気まぐれな相棒は、夜寝ているとき、なにやらご活躍のご様子で、1、2度、

ネズミを屋根裏で追いかけている音がした。

  

猫のクロは、時々、数日、姿を消す。

近所のボーイフレンドとランデブーしているのか?

心配をよそに、なかなか帰ってこないこともあった。

  

春になるとこの相棒は、見張っていないと厄介なことをしでかすのだ。

春、ツバメが巣をつくりにやってくる。

玄関の中に垂れ下がった電球のカサの上に作るのだ。

地上からかさまでおおよそ2メートル半ぐらいだろう。

ジャンプ力と着地に自信のあるクロは、1、2度、玄関に出入りする

ツバメを捕まえようとジャンプするのである。

   

これは、動物を含めた家族ゲンカの極致というものだ。

そんなこともあり、学校から帰ると、クロを見張っていなくてはならない

猫との付き合いだった。

ところで、最近、思うのは、クロは、おらのことどう思っていたのだろう?

猫は、相手の気持ちどのぐらい分るのだろう?

 

人間の思い入れが強すぎると、気ままな猫も、いぶかしいのだろうか?

猫の情動系脳番地と人間の情動系脳番地を比較して、脳の働きを

考えるこの頃です。

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2007年2月 7日 (水)

祖母とまぼろしの天丼

今週の社長のひとこと-------------------------------------------

いつも脳の講演の冒頭で、自己紹介をするときの決まり文句があります。

「北は、北海道、南は九州ではありません!

私の育ったところは、北は、横田めぐみさん、南は蓮池さん、

目の前は、佐渡が見えて、曽我さん

このトライアングルの底辺のほぼ真ん中の海岸線近くです。」

  

年のころなら、さほど変わりません。

当時は、「ジョウハツ」という言葉がつかわれていました。

 

一刻もはやく、解決してほしいものです。

すべては脳からはじまらないことを示す事実の一つが、拉致問題です。

「すべては脳からはじまる」などと他人の脳みそのごとく悠長に構えている場合ではないのです。

 

このトライアングルゾーンに育ち、

「すべては脳からはじまる」と自覚したのは、14歳の夏でした。

以来、脳への底知れない興味にとらわれて、脳を学んできました。

脳を学ぶことは、脳の知識を蓄えることではなく、

脳体験をすることだと分りました。

 

そして、ようやく「脳はすべてを知る」と分ったのは、最近のことです。

自分の脳学体験の中でも重大な進歩でした。

30年経っても変わらない興味は、脳以外に海とスポーツが好きなことぐらいで、

ほかに見当たりません。

 

「すべては脳からはじまる」ことよりもっと大事なことが、

「脳はすべてを知る」です。

私の中にある「脳はすべてを知る」ことの思い出に耽ると、

21年前に他界した祖母が連れて行ってくれた食堂の天丼がよみがえります。

普段気がつかないことでも、自分を支配している記憶があることに気がつくことがあります。

わたしのなかでは、幻の、マボロシの天丼もそのひとつです。

 

34歳の頃は、体も丈夫でなく、風邪がはやると必ず引いていました。

今、医者として子供たちの診察をしているわが身からは、まったく想像できません。

年中の幼稚園にはほとんど行っていません。

幼稚園に通った日数より、病気していた日数のほうが多かったかも知れません。

扁桃腺を腫らして発熱すると、祖母が定期バスで隣町の医者に連れて行ってくれました。

当然一日がかりの大仕事です。

 

その医者帰りの昼過ぎに、「家のものには、黙っていてね。」と

よく祖母が知り合いの食堂に連れて行ってくれました。

その食堂で、祖母がオーダーしてくれるのが、天丼でした。

当時、海岸沿いの新潟に生まれ育った私は、その天丼が、絶品だとは気がつきませんでした。

 

コシヒカリの上に、地元の海で上がった天然の車えび2匹が踊っているだけだったが、

今、思い返すとその味に二度と出会っていません。

 

いつしか、祖母が医者帰りに連れて行ってくれる天丼が、楽しくて、

39度の熱でも子供ながらに、平気になることもありました。

まさに、気は、こころ、病は気からです。

脳の使い方で、発熱も癒すことができるのです。

 

天然の車えびは、もう20年近くも、近海からはほとんど上がらなくなりました。

まぼろしの天丼をもう二度と口にすることはないでしょう。

 

祖母もいない、天然の車えびもいない。

それに、もう自分が医者になってしまったのでは、医者帰りは、不可能です。

 

こうして、脳は経験とともに育ち、その枝ぶりをよくしていく。

脳の枝ぶりの一本一本が、すべてを知っているのだと確信しています。

あなたの「脳の枝ぶり」はどんな枝でしょうか?

脳の記念撮影・アルバムをおすすめします。

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#「脳の記念撮影・アルバム」のプレゼントについて

http://blog.mag2.com/m/log/0000204461/

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2006年12月25日 (月)

祖父のクリスマス

今週の社長のひとこと--------------------------------------------------------------- 

 

毎年、クリスマスが近くなると我が家もそわそわしてくる。

  

その理由は、祖父の誕生日と母の誕生日が近づいているからである。

祖父は、1910年(明治43年)12月25日に生まれた。

母の誕生日は、12月28日である。

 

クリスマスは、外来文化の象徴的な行事である。

外来事を好意的に見てしまう日本人の特徴でもある。

 

今日、祖父は、96歳になった。

3歳の頃から、祖父と祖母の間に挟まれ、川の字のなって寝て育った。

 

先日、第1回脳の学校 公開研究発表会の初日、福水道郎医師の

「生活の中の睡眠」に関する講演で、日本人の川の字寝の文化について

勉強した。

 

この講演を自分の生い立ちと重ね合わせて聴き入った。

面白いことに、福水医師は、この川の字寝のパターンを分析して

論文報告したのは、米国人だと紹介してくださった。

 

自国の文化を客観的に見る余裕のない経済大国なのか?

少し恥ずかしい気もしてきた。

 

祖父は、外来事がまったく好きではなかった。

 

例えば、巨人軍など野球に外人がなぜ入って一緒にやっているの?

おらは、好きじゃないからみない!

 

相撲は、いつもずっと、大好きだった。TVを毎回、食い入るようにみていた。

でも、何で外人が相撲にでてくるようになり、TVを見なくなった。

ここ数年の出来事である。

  

3歳から15歳まで、家を出て生活するまで、川の字に祖父と寝て、海の話、戦争の話を聞き、祖母と寝て、昔話を聞いて育った。

とりわけ、戦争の話は、繰り返し聞かされて育った。

  

海軍で、ミンダナオ島などを回り、終戦は、沖縄宮古島で向かえた。

宮古島はいいところで、地元の人たちも良くしてくれたが、

地元の人に出されたバッタめしだけは食べれなかったというのが口癖だった。

  

外来事の好きではない祖父は、孫が、旧敵国だった米国に6年間も住んでいる

事には心労があったようだ。

  

毎日、近くの神社におまいりに行き孫の無事を祈っていたらしい。

その私は、戦時中、日本のスパイ要請所があったとうわさされるミネソタ州ミネアポリス

のミネソタ大学で過ごした。

   

ミネソタ大学は、毎日7-8万人が大学に通ってくるマンモス大学である。

医学部の図書館も大きい。

日本が、お寺の鐘まで、軍需用に調達されている頃、

ミネソタ大学には、日本の当時の大学の文献、それも日本語の文献がしっかり

残っている。

  

ここには、余裕という大きな対戦国の状況がうかがい知れる。

  

12月20日の早朝、海の男としての漁師力学を背中で私に教えた祖父は、他界した。

その数時間前まで、私の眼を、30歳のような瞳できらきらと見つめて、

すがすがしいそのまなざしが忘れられない。

  

人間は、96歳まで生きて、あのようなすがすがしい眼で、この世を去れるものかと

考えさせられた。

   

祖父がまた一つ、私の「老化に挑む」ヒントをくれたのである。

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2006年12月 8日 (金)

人類の脳はどこへ向かうのか?

今週の社長のひとこと---------------------------------------------------------------

 

脳の研究は、単に脳の検査をして検査結果を示すだけでは、不十分です。

  
脳の知識が、実社会で一人ひとりの脳の成長、向上、生活に役立ってはじめて、
確認された信頼できる成果といえるでしょう。

  

健常な脳を対象にした脳科学研究の信憑性は、生活現場での確認と成功無しには、
証明しえない状況になっています。

   

このような脳を取り巻く学術界、産業界の事情を鑑みて、
当社はこのたび、総合テーマ「脳と生活」に関する第1回 脳の学校 公開研究発表会の開催を決めました。

 
幸いにも、本テーマに即した著名な方々から、研究成果や新しい考え方を公表できることを喜んでおります。

   

フランツ・ガル博士の没後33年経ち、脳損傷研究で失語症の基礎を築いた

ポール・ブローカ博士が、ガル博士の功績を、

19世紀の大脳生理学の発見者として賞賛するまで、人々は、脳学者の祖師を見失っていました。

 
「"Gall ... was the author of ... scientific revolution ...
He had the undisputable merit of proclaiming the great principle of
cerebral localization, which -- it may be said --
was the starting point of the discoveries of our century concerning the physiology of the encephalon."

--Paul Broca, Academie Royale de Medicine, 1861」

   
そのブローカ博士の脳損傷研究は現代にも、着実に引き継がれております。

 

個人の「脳生活効果」を、脳だけではなく体の健康、アンチエイジング、
歯の健康などあらゆる側面から探究し、社会生活知として蓄積していく必要を感じております。

 

これらの生活に即した知見は、商品開発や脳教育に生かされるだけでなく、
人類の脳をどのベクトルに向かって育むのかという大局的な問題意識にも連結するものと考えております。

   

この度、ご講演者の方々、全員に、お願いしていることがございます。
それは、あらゆるしがらみ、派閥、勢力、人間関係に配慮することなく、
もっとも述べたい事、必要なことを自由にお話し、聴講者と議論していただくことです。

   

当社脳の学校は、これからの毎年継続される「脳の学校 公開研究発表会」を通じて、
学術界と社会生活、産業界、マスメディアをインターフェイスする公平で、
最新の脳関連情報を提供するお手伝いをさせていただく所存です。

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「脳と生活」脳生活効果に関する発表会12月9日、10日(第1回脳の学校公開研究発表会)

プログラムと参加募集(取材可)

http://www.nonogakko.com/seminar2006.12.html

  

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2006年11月30日 (木)

COE (シーオーイー):酸素の使い方を診断する酸素脳機能イメージング法

今週の社長のひとこと---------------------------------------------------------------

昨日は、横浜で行われた