2011年7月20日 (水)

なでしこジャパンの日本人力

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なでしこジャパンが女子サッカーワールドカップで
世界一位になりました!

 

世界一を目指して粛々とやってきた彼女たちによって
とんでもない偉業が達成されたことは多くの国民に希望を与えてくれました。

3時半からずっと応援していました。

  

18年以上前から女子サッカーをやってきたひたむきな友人を知っています。

その彼女たちにも感謝の気持ちを伝えたいです。

  

21人のメンバーだけでなく日本女子サッカーに関わってきたすべての人の
金字塔だと思います。

  

必ずしも恵まれない状況の中でチームプレーの精度を世界一にすることは
強い気持ちが持続できないとできないでしょう。

  

本当に脳の可能性と脳の使い方には秘密があると確信が持てた偉業でした。

  

脳相診断によって自分の脳を確認して、
さらに必要と思われる脳番地を伸ばして行くことは20世紀までは夢物語でしたが、
21世紀、多くの人々が自分の脳の可能性に目覚めることが
脳相診断によってできると確信しています。

  

ロスアンゼルスで行った講演
「脳はいくつになっても成長できる~MRI脳画像から見た日本人力~」の一部が、
現地のテレビ局Ntbで7月3日に放送になりました。

  

この放送は、50歳からでも左脳の超脳野を3年で伸ばした実例が紹介されています。

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2010年3月 4日 (木)

石川遼選手~親子で夢をかなえる態度~

------天才児を育てる 魔法のあそび------------

先週発売になったDr.KATOほか監修の書籍

    『天才児を育てる魔法のあそび 』(辰巳出版)では、
 ベビーからの脳の育て方についてDr.KATOがコメントしています。

 この書籍の中のコラムとして、現在活躍する人たちの幼少期に
 スポットを当てた『天才児はこんな子どもだった』という記事があります。

 その中の一人に、石川遼選手の子ども時代のエピソードがあります。
 

  石川遼選手の家庭環境や育てられ方、しつけられ方は、
 まさに「夢をかなえる態度」を地で行っているのがわかります。

 「子どもはうるさいから」とゴルフ練習場に門前払いをされる中で、
 なんとか練習の場を与えてもらえるように、挨拶・礼儀と練習マナーを
 徹底的にお父さまが教え込まれたことが書いてあります。

 ゴルフ場スタッフや他のお客さんにも挨拶を欠かさなかったという
 石川選手の幼少期の態度が、脳を育てる環境を自ら作り出し、
 最年少賞金王の夢を一つ掴ませてくれたといっても過言ではないでしょう。

 ゴルフクラブを振って運動系脳番地を鍛える以前に、
 夢をかなえる態度を培ったことは、結果的に脳の成長を早めたのかもしれません。

  (60秒の脳科学~第22号 夢をかなえる態度 より

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2010年2月19日 (金)

ハッピーなシナリオが先に用意されている

--------バンクーバー、冬季オリンピックの感動---------------

冬季オリンピックが始まりました。1度、学会で訪れたことがある
バンクーバーの街を思い出しながら、スポーツ選手の意気込みに
ひきつけられています。

心にぐっと来たのは、女子モーグルの上村愛子選手の健闘でした。
オリンピックの成績は7位、6位、5位、そして今回4位。

4年に1度の大会のわずか30秒間という一瞬のために
日々を積み重ねてきた人の言葉には惹きつけられます。

傍目には一段一段登っているように見えても、
高校生から30才まで12年の歳月を積み重ねてきたご本人には
複雑な思いでしょう。

夫の皆川賢太郎選手は前回、トリノ大会の男子回転で4位。
結果はどうあれ、見ている人を共感させる何かがあります。

スポーツには勝ち負けの結果がついてまわります。
社会人として仕事の場面でも、それぞれに結果が求められます。

これは脳研究の世界でも同じです。
小さな結果を残せても、より大きな結果を残せずに次の世界に
移ったり、物まねのような研究者も星の数ほどいます。

脳研究の内容によっては、10年も20年も結果のでないテーマもあります。
そんな時、私は自分に言い聞かせる言葉があります。

「ハッピーなシナリオが先に用意されている」

今の自分が悲しく不幸なら、そこから落ちるか、登るかは
やはり自分次第なのです。

未来を向いて、
「ハッピーなシナリオが先に用意されている」と繰り返し唱えて
そこにハッピーな自分と出会うために自分をそこへ向けていく。

それが強いアスリートであり、人の道ではないかと思います。

もう一人、私は、応援しているプロ選手がいます。
スノーボード 男子ハーフパイプの國母和宏選手です。

この競技の特徴を考えながらTVに釘付けになりました。
空中で舞うだけでなく着地時の体幹のコントロールなど
一時も集中力が欠かせません。

多くの人は、緊張と集中力を混同して捉えています。

ちょっとした余計な緊張が起こっただけでこの競技は
うまくいかないことが、素人目にも明らかです。

プロのスノーボーダーである國母選手が競技能力を向上させるために
日常生活でも試行錯誤していることが見てとれました。

脳のプロとして、言葉に出せない部分で共感してしまうものを持っています。
メディアを介するとその場の見かけで、安易に判断してしまいます。

オリンピックで緊張して結果を出せない選手が多い中で、
日本のメディアが、禁忌な強いプレシャーを与えた中で、
國母選手のプロの道を行く姿には心を打たれました。

世情に流されたり、自分のやりたいことが見つからなかったり、
自分らしさを見出せない中途半端な人生になりやすい中で、

國母選手の顔はプロの顔、いい目をしていました。

微妙なことが多すぎて、トップ選手の気持ちは到底理解できないでしょうが、
上村選手にも、國母選手にも
まだまだ先に神様がハッピーなシナリオを用意しているように思いました。

感動をありがとう!

これからも応援しながら見守りたい。

彼らのプロの脳番地が成長していく姿を。

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2009年9月11日 (金)

レーシングドライバーのMRI脳鑑定の驚くべき結果

---------脳科学が捉えた立川選手の脳-----------

時速300km/の世界でバトルするレーシングドライバーの脳の
秘密の一端を垣間見ることができました。

今回、MRI鑑定を受けられたのは、
トップレーシングドライバー立川祐路選手です。

レーシングドライバーは、過酷なレースを
クールなハンドル裁きと強靭な肉体で勝ち抜いていきます。

当然、マシンの状況を1ミリメートルほどの違いを感じ取る
感性を持ち合わせなくてはなりません。

こんな勝負に10年以上も挑戦している脳はいったい
どんな姿をしているのだろうとワクワクしながら、
立川選手の脳画像と向き合いました。

なんとそこには、
「一流科学者の持ち合わせるべき強い脳番地」が
姿を見せていました。

なぜ、超一流のトップレーサーが科学者脳なのか?
非常に興味深いです。

脳画像鑑定結果の詳細は、9月10日発売の週刊オートスポーツ
No.1221 号
に掲載されています。

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◆脳画像鑑定はメディア対応を含めて脳の学校で受付ております。

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2009年8月24日 (月)

9回2死、あきらめていなかった日本文理の脳番地

---高校野球優勝旗は清水トンネルを越えず

            こころのトンネルを突き抜け日本海の夕日をみる2009---

毎年、新潟の実家で過ごす夏休みのお決まりの風物詩は、
照りつける太陽、青い海、緑の山、
蝉とキリギリスの鳴き声のオーケストラ、
そして、テレビから流れる高校野球甲子園からの応援です。

スイカを半分に切って抱えながら
テレビで、高校野球甲子園を見ることもしばしばです。

今年の夏は、はじめ日照りが少なく、
母の育てたスイカやメロンの糖度はいまひとつでした。
しかし、高校野球の熱戦は、濃厚でした。

日本文理3番武石君の祖母は私の実家の村から出ていると耳にして、
応援には一層、熱が入りました。
実家の両親や妹夫婦も仕事が手につかず、応援に熱中していました。

新潟県代表の日本文理高校が初めて決勝に進み、
9-10で負けはしたものの、9回2死からの驚異的な
追い上げで、1打同点まで中京大中京を追い詰めました。

5歳の頃、祖母と新潟から東京までおよそ10時間、列車に乗って
漸くたどり着きました。
20歳の頃には4時間半、そして、今は片道、2時間ほどで
新潟ー東京間を行き来できます。

つまり、科学技術の進歩によって、40年ほどで5分の1の時間に
短縮されたのです。

この間、私の母校長岡高校も2度甲子園出場しました。
しかし、新潟県の高校野球は、春夏ほぼデルトマケの状態が続きました。

この列車の旅でもっとも印象的な時間帯が、
真っ暗な長い清水トンネルを通過している時です。
この様子は、川端康成の小説「雪国」にも出てきます。

ところがこの雪国こそが足かせであった新潟県の高校野球の
コンプレックスを今日、すべて取り除いてくれました。

最後まであきらめず自分たちの野球を3アウトまで夢に向かう姿は、
すばらしい光景で勇気をもらいました。

新潟県の長い歴史の中で、今日ほど県民を誇らしくした日があったでしょうか?
高校野球で準優勝チームが優勝校より輝いて見えたのは私だけではなかったでしょう。

まるで、映画のストーリーを見ているようなバントしない!スクイズしない!
自分の信じた一球を選んで思いっきり打つ!!!

その結果、今日の9回2死からの驚異的な追い上げが生まれました。
負けたのに笑顔が即座にみんなから零れ落ちました。

栄冠とは何か?
この感動を与えることができる勇者たちのことではないでしょうか。

ありがとう「日本文理ナイン!」

Photo

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◎今年の夏はもう一つ大きな力をもらった出来事がありました。
妹は、高校時代、野球に熱中しマネージャーをしていました。
幸運にも、1年マネージャーの時、
野球部が新潟県代表で甲子園に行きました。

しかし、彼女たちが3年生の時には残念ながら
新潟県代表になることはできませんでした。
ところが、卒業しても30年あまり甲子園出場をあきらめていない妹の
同僚のY君がいました。

Y君は、今年、審判員として甲子園に参加しました。
北信越地区でただ1人の代表でした。
北信越地区の代表が新潟県に順番が回ってくるのは
6年に1回だそうです。

Y君は日頃の努力の積み重ねによってこの幸運を現実のものにされました。
暑いさなか妹と甲子園を目指す甥はY君の応援に甲子園に行きました。

 夢はあきらめず近くに手繰り寄せるもの、
 目標は何年かかっても実現すべきもの
 そのためにも、脳はあるのだ
 とテレビでY君の審判する勇姿をみて胸が熱くなってきました。

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2009年3月27日 (金)

野球脳の天才が結集しさらに進化した先にWBC連覇

---------------野球脳の天才たちの秘密-----------------

'09 WORLD BASEBALL CLASSIC 連覇、おめでとうございます。

スポーツが脳番地を成長させる可能性、脳番地を開発する力を信じている者として
非常に感動したましたし、確信を持ちました。

野球は「潜在能力を引き出すトレーニング」の一つであることを
野球脳の天才たちがまざまざと証明して見せてくれたのだと喜んでいます。

野球脳の天才とは、野球によって脳番地を開拓し、成長させ、天才になった
選手のことです。

原辰徳監督の現役時代のポスターは、今も実家の妹の部屋に飾られています。
現在50歳の原監督は、40年以上も野球のことを考え、真剣に取り組んで
きました。

稲葉選手36歳、イチロー選手35歳、いずれも25年以上も野球漬けの
毎日だったでしょう。

松坂投手28歳。田中投手20歳、ダルビッシュ投手22歳、みな10年以上は、
野球のルール、ボールの配球、バッターの心理と向かい合ってきたはずです。

肉離れするまで頑張れた村田選手28歳は、北京オリンピックの雪辱をしようと
ひたむきにバッターボックスに入る様子が印象的でした。

通常は所属球団で レギュラーの選手が、WBCでは、
ベンチで声を張り上げチームを盛り上げました。

川崎選手27歳の姿は、印象的でした。
いつもと違った立場でもその与えられた場所で、必ずや成功する技量こそ、
現代のビジネスマンに望まれている能力だと思います。
ベンチではベンチなりの成功があるわけです。

潜在能力とは、突然なかった能力が現れるのではなく、
本人が自覚していなかった能力、使っていなかった別の実力が、
現実になることだと思います。

「野球、ベースボールという決められた定番のルールの中で、定番の脳番地の使い方を
まず覚え、練習を積み重ね、脳番地を使いこなすことで、臨機応変の付加価値のある
脳番地の使い方ができる。」

このような脳の働きと身体の働きを使いこなせる
野球脳の天才たちは、脳の成長という観点からみても尊敬できます。

そして、野球脳の天才たちの脳個性を引き出し融合させる監督、コーチ陣の力量は
日本人の持つ脳番地の力をあらためて実証した事実の一つになったと思います。

日本は、経済、スポーツでは秀でた分野を世界に示しています。
しかし、政治はどうでしょうか?
日本の政治力でも、世界中の人たちに「日本人の持つ脳番地の力」を示してくれる日が
くることを願っています。

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「潜在能力を引き出すトレーニング」の参考文献は、
脳番地を鍛える―潜在能力を引き出すトレーニング (角川SSC新書)

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2008年4月24日 (木)

スター性、その脳番地の秘密とは

-----------------------脳番地情報-------------------------

 

幼い頃から、草花を好んで、学校帰りの道草は、

珍しく思えた花を見て楽しんでいました。道草の名もなき花に

その美しさを見出すのと同様に、どんな人の脳にも輝きを秘めた

脳番地を発見します。

誰の脳にも、必ず力が潜んでいます。

この力は、目に見える形で潜在しています。

著書「脳は自分で育てられる」(サイン本の入手先)にも書いたように、

脳番地の成長としてMRI(エムアールアイ)で撮影した脳画像には、

潜在能力が映し出されている事を発見しました。

すでに、その脳番地力が実績として社会に見える形で表れている場合には、

必ずその実績に対応した脳番地が成長していると考えられます。

しかし、まだ実績を形成する前でも、脳番地力が確かな力を蓄えている

必要があります。

脳は自分で育てられる」(アマゾン 送料無料)出版後、度々、世の中で一番誰の脳個性を見てみたいですか?

と訊ねられます。

今まで、誰の脳個性も平等な気持ちで見てきました。

特に見てみたい人の脳などと考えたこともありません。

しかし、脳の事実を知り、できる限り正しく伝道するために

いろいろな問題意識はあります。

例えば、「スター性と脳番地」です。

広辞苑で調べてもスターとは、特に人気のある役者・歌手・運動選手。

花形。と記述され、スター性というのは、なかなか定義できない言葉です。

しかし、脳から見れば、「スター性」は脳の形として潜在している可能性があります。

筆者の友人には、2002年、ソルトレーク冬季オリンピック優勝の

アレクセイ・ヤグディンの熱烈なファンがいます。

彼女のショートレクチャーを数年にわたって聞いているので、

筆者も少しは、フィギュアスケートの耳知識がいつの間にか身についてきました。

フィギュアスケート系脳番地が少々、脳に芽生えた状態だと認識しています。

アレクセイ・ヤグディンの自伝「オーバーカム」を読んでみると、

ロシアとアメリカをまたに駆けて過ごし、その奔放性な性格とスケーティングから生み出される完成度の高い美しさが調合して、アウトスタンディングなスター性を表していることが分かります。

2007年には、右股関節全置換術を受け、1ヶ月後にはスケーティングを開始したという驚くべき事実があります。

アレクセイ・ヤグディンは、スケート、私生活を含めた紛れもない「スター」と

言えるでしょう。

日本の多くの女性たちも、彼に魅了されているようです。

このように、お会いしたことはなくても、

毎日のようにショートレクチャーを受けていて、筆者の聴覚系脳番地にとっては、

かなり身近なアレクセイのMRI脳画像を見て脳個性を鑑定し、

その脳番地の輝きを確かめることには十分な動機と意義があると思っています。

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2007年1月 9日 (火)

メジャーの証、脳とスポーツの面白さ保証付き!

今週の社長のひとこと------------------------------------------------------------------

毎年、正月の楽しみは、まとまってドラマやアニメが放映されることである。

普段、ゆっくり見ることができないで、この手の集中講義は、うれしい。

今年は、NHK教育テレビのメジャーを見た。

主人公本田吾郎の父、本田茂治は、横浜のプロ選手だった。

 

メジャーから移籍してきた超一流の投手から、ホームランを打った後、

次のバッターボックスで頭部の死球を受ける。

死球の直後、病院に直行して、検査を受けることなく、

翌早朝自宅でなくなった。

 

ドラマのつくりとしては、展開は早すぎて、物足らなさが残った。

もう一つの問題は、頭部死球を受けた選手は、

全員、頭部のMRI検査を受けるべきか?いかなは別として、

頭部死球で翌朝、死に至るのは、たんなる事故ではない。

まず、直行した病院で頭部CTを受けたと仮定する。

しかし、これでは、不十分である。

 

もし、すでに意識低下や強い頭痛や歩行障害などの症状があれば別だが、

頭部CTには、直後の、死球による脳浮腫を検出する感度はないと考えてよい。

そこで、頭部MRIによるメニューから拡散強調画像法を選ぶ、

拡散強調画像法ならば、初期の脳皮質の浮腫をある程度見逃さない。

軽度の脳浮腫でも検出できる。

 

インフルエンザの季節になったが、インフルエンザ脳症の初期症状は、

頭部CTでは検出できないので、救急外来でCTをとっても安心してはいけない!

 

2003年にMRIの基礎原理の発見者がノーベル医学生理学賞を受賞した。

ローターバー博士とマンスフィールド博士である。

 

この二人の基礎技術によって、非常に短時間で、ブレインアタックと呼ばれる

脳梗塞、脳浮腫が、早期に発見できるようになった。

本田茂治選手は、頭部死球の後、この脳検査を受けるべきであった。

 

しかし、これだけでは、不十分である。

例え、頭部死球後のCT、MRIの検査で異常が発見できなかったとしても、

12時間後、あるいは24時間以内にもう一度同じ検査をすべきであった。

この2度の脳のMRI検査によって鑑定されていたら、

本田茂治選手は死ななくて済んだ可能性が高い。

さらに、2ヶ月前後にもう一度、脳検査を受けることもありうる、

慢性硬膜下血腫が発症する可能性が残されているからである。

したがって、頭部死球による死は、事故ではなく、

その後の選手管理を誤った管理者責任である。

もし、医師がその場で診察して、翌日の検査でよいと判断したのなら、

それは、正当な判断とは言い切れない。

頭部死球でピッチャーは退場させられるルールになっているが、

そこまでシビアにルールを決めているのであれば、

2回以上の脳検査フォローは、プロ選手には必要だろう。

1泊病院で入院するぐらいの覚悟が必要である。

さて、話はそれたが、本田吾郎が、心にくいセリフをはく。

『野球の面白さは俺が保証する!』

これは、なかなか言えない言葉だ。いろいろな職業に従事している人がいるが、

「自分の仕事の面白さは俺が保証する!」といえる人は多くはないかも知れない。

自分を振り返ってみた。

昨年クリスマスを前にして他界した最愛の祖父は、

海の面白さ、漁師の面白さを背中で教えてくれていたことに気がついた。

もちろん、寡黙な祖父は、面白さを保証するとは言わなかった。

しかし、少年だった私は、祖父の背中と行動の中で、海に魅せられていった。

 

脳はどうだろうか?

はっきり言って、たまらない!たまらないほど面白い、究める価値がある。

肉体とともに鍛えぬく価値が脳にはある。

 

 

昨夜、TVをつけたら12chでカンブリア宮殿をやっていた。

出演者は、ニューヨークヤンキースの松井秀喜選手とサッカーの三浦和良選手である。

彼らに共通していたことが2つあった。

小学生の頃からプロ野球選手やプロサッカー選手になることに迷いがなかったことである。

もう一つは、もし野球選手やサッカー選手でなかったら、何になっていたか?

という質問に、二人とも、他は考えられないと答えていた。

同じ答えを10年以上前に聞いたことがあった。

黒澤明監督からである。

 

1994年、いずれノーベル医学生理学賞を受賞することになったローターバー博士が、

京都賞を受賞した。その2人しかいない日本の友人の一人として、京セラの迎賓館まで

ローターバー博士のご家族とともにお供させていただいた。

 

その年、黒澤明監督も京都賞を受賞された。

そこで、わたしは、失礼を省みず直接、監督に、

「もし、映画監督になられなかったら、どんな職業になられていましたか?」とお聞きした。

ところが、烈火のごとく「おれは、映画を作るために生まれてきたと思っている。」と

叱責されてしまった。

  

青ざめて、言葉を失った私をみて、

その後、語調を変じてやさしくフォローしてくださった。

てっきり、絵を書くのが好きだとおしゃっていたので、

絵描きになっていた…?という答えを予測していたが、まったく映画から、ぶれてはいなかった。

 

松井選手、三浦選手、黒澤監督に共通する心構えである。

超一流の条件の一つかも知れない。

 

彼らは自分の大好きなことをすることで、一番脳が働くのだろう。

そして、その分野を究めるための脳番地を、日々育てているのだろう。

大好きなことは、もっとも脳番地が働くのである。

 

三浦選手は若い頃より、今の方が魅力的である。

松井選手は、巨人時代より、今の方が存在感、風格がある。

 

松井選手は、すべてのホームランを詳細に覚えて、状況説明

できるという。

ズボシだった。ある意味、そのぐらいはできると予測していた。

それほど脳番地機能を育てて使えなければ、瞬間的に

球筋を見極めて、バットコントロールできるものではない。

 

松井選手の脳の使い方が、そうなのである。

三浦選手の言動からも、脳番地の使い方が勉強になった。

その脳番地の使い方は、ここでは、教えない。

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参考:

メジャー、Major  http://www3.nhk.or.jp/anime/major/

カンブリア宮殿 http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/

京都賞 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E9%83%BD%E8%B3%9E

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2006年8月23日 (水)

早実後藤貴司選手の父へ、優勝おめでとう!

今週の社長のひとこと-------------------------------------------

今回は、不思議な体験をしました。

いや、これが、記憶という脳の働きの本質なのかも知れません。

 

私の場合、スポーツを観戦するとき、必ず個人的に興味を引かれる

選手を見つけて、感情移入しながら一体となって見ます。

 

今回の高校野球の決勝戦は、駒苫の田中将大投手と早実の後藤貴司選手

でした。

駒苫の田中将大投手は、昨年の優勝の時から、マスコミ同様注目していました。

野球もさることながら、強烈な意志の強さを顔にもにじませている

私の父の若い頃の目元と田中選手の目元が似ているので、いつも見るたびに

似ている!似ている!と、個人的な見方をしていたのです。

 

しかし、早実の後藤貴司選手は、準決勝からで、彼がバッターボックスや守備に

つきTVでクローズアップされると、徐々に気になりだしました。

  

決勝になるとTVに釘付けになり、斉藤投手よりこの後藤選手が、さらに気になりました。

試合でも、この後藤選手に駒大はなんとなくやられるのではないかとさえ感じる

ようになりました。

再試合になるとどうして後藤選手の顔に親近感が生まれるのだろう?

自分は、後藤選手のファンになってしまったのか?考えるようになりました。

 

そのうちにどこかで見た顔だと思うようになります。目元、口元が中学時代の同級生

に似ているのです。

 

まさか、そんなことがと思いながら、やっぱり、後藤選手が気になります。

再試合が決まったとき彼の受け答えを聞くと強い意志が感じられました。

その表情もどこかでみたことのある人と似ていました。

2005buzz   

今朝、新潟の父からの電話で、答えが出ました。

後藤選手は、私の寺泊中学校時代の同級生の息子だったのです。

後藤友ニ君、優勝おめでとう!

4番で、キャプテンの父親が、どれほどの責任と重圧を家族で受け止めていたか?

おそらく体験したひとにしか理解できないと思います。

ただ、ただ、ご苦労さんでした。

  

いま、われわれがともにすごした寺泊中学校は、合併になりありません。

自然の中ではぐくまれた脳と体を受け継ぎ、野球が弱いといわれた新潟県、

それも寺泊のDNA(デー、エヌ、エー)が、甲子園優勝時の

4番、キャプテンの中に、脈々として受け継がれていることを考えると、

うれしさが、自分のことのようにこみ上げてきます。

今、寺泊は、大騒ぎだと、父からの電話です。

なんともいえなく、私の脳の記憶も大騒ぎです。

 

ひと段落したら、同窓会でねぎらわせてください。

ご苦労様、感動をありがとう。

 

偶然にも、同様に注目していた駒苫の田中投手の父田中博さんも全く同世代の45歳です。

田中さんにも、同様に、感謝したいです。

同世代のわれわれにも力をもらいました。

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参考:

見守る家族、感涙に浸る 早実スタンド:

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060822&a=20060822-00000007-asa-spo

早実「覚悟」共有が強み:

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060815&a=20060815-00000003-ykf-spo

高校野球:駒苫と早実、決勝引き分け再試合:

http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/20060821k0000m040096000c.html

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2006年8月20日 (日)

脳を鍛える球児たち「栄冠は君に輝く」

今週の社長のひとこと-------------------------------------------

 

 

「雲は湧き 光溢れて 天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ

 

 

若人よ いざ まなじりは 歓呼にこたえ

 

 

いさぎよし 微笑む希望 ああ栄冠は君に輝く」

 

 

(作詞 加賀大介 作曲 古関裕而)

 

 

全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」

 

 

である。

 

 

 

 

 

今日、820,第88回の決勝は、プロ並みの技術と精神力を

 

 

持った2人の投手戦で、3連覇の駒大苫小牧か、早実の初Vかは

 

 

明日の再試合に持ち越された。

 

 

 

 

 

高校時代、新潟県にある母校長岡高校は、56年ぶりの甲子園出場を

 

 

果たした(1977年)。妹は、この野球部のマネージャーをするほどの熱狂的な

 

 

野球フアンだった。

 

 

 

 

 

妹が高校1年生の時(1979年)、母校は再び甲子園出場を果たした。

 

 

両親は、マネージャーの妹をサポートすべく3年間、一緒に

 

 

戦い続けていた。

 

 

高校球児は、確かに一人で戦っているのではないと思う。

 

 

  

 

 

そんな記憶が、蘇りながら、今日の投手戦を見ながら

 

 

熱くなった。

 

 

  

 

 

田中投手、斉藤投手の表情や追い込まれたときの表情と

 

 

投げるボールを比較しながら、彼らの脳の使い方を、

 

 

ワクワクしながら楽しんだ。

 

 

脳を研究する間に、徐々に独自の人の思考鑑定ができるように

 

 

なったからである。

 

 

 

 

 

本当か?嘘か?巷では、「脳を鍛える」とう言葉が、話題になっている。

 

 

しかし、実際に「意図的に、必然的に、脳を鍛える」ことはたやすい事ではない。

 

 

多くの場合、まやかしであると思っている。

 

 

 

 

 

その理由は、簡単だ。

 

 

「脳を鍛える」と言っている人自身の脳が、鍛えられていない

 

 

からである。

 

 

 

 

 

非常に厳しいことだけれど、行動と脳の働き、脳の鍛え方は、いろいろな点で

 

 

関連性があるのである。

 

 

私自身もこの高校球児たちのように、しっかりと脳を鍛えなければと

 

 

励まされた。

 

 

 

 

 

明日の結果は、誰にも今は分からない。

 

 

しかし、試合終了後、駒大の田中君やほかの選手がTVに映し出されたとき

 

 

彼らは、人一倍うれしそうな顔をしていた。

 

 

その顔の表情は、大好き野球が、格好の相手ともう一試合やれるという

 

 

前向きな表情だった。

 

 

 

 

 

好感が持てた!

 

 

この前向きな、いやみのない、まっすぐな表情こそ、脳を鍛えるということだと思う。

 

 

 

 

 

明日の試合の結果がどうなろうと、

 

 

彼らは生涯脳を鍛え続け、自分自身を成長させていくように感じた。

 

 

 

 

 

高校野球がすばらしい理由がここにある。

 

 

夏川りみさんの歌う「栄冠は君に輝く」を何回も聞きながら

 

 

今日を試合を振り返った。

 

 

まだ見ていたい!明日また、見れると。

 

 

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参考:夏川りみが歌う大会歌「栄冠は君に輝く」

 

 

http://www2.asahi.com/koshien/88/info/song.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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