教育改革はセンター試験脳の弊害に気がつく事から
Dr.KATOは、センター試験の前進、共通1次試験元年の受験生でした。
受験生の頃は、筆記試験で問題が難しくなればなるほど
あきらかに調子が上がっていました。ところが、選択式のセンター試験は、
思考過程を一切、無視して、採点から外しています。
実は、人の視点を意識させることは発達障害の治療には重要です。
先週末、センター試験がありましたが、調べてみると、
今は、ほとんどの私立大学もセンター試験を採用しています。
共通1次試験元年から30年以上経ち、日本人の学力と
学生のコミュニケーション力の低下が案じられています。
原因は、いろいろですが、まず出来ることから始めるなら、
センター試験を廃止して、国公立私立、みな独自の筆記試験をすることが、
本人の学力とコミュニケーション力をアップすることに繋がると
考えています。
安部総理、教育の主眼は、短時間に答えの決まっている問題を
より処理することだったでしょうか?
「もし、センター試験脳を育てる目的なら、頭の良さの10%も意味していない目的に
国家として向かわせている様なものでしょう。」
脳の成長は、ものの見方、感情のプロセス、思考の過程に大きく
影響します。頭の良さもこのような脳の成長と密接に結びついています。
このように考えていたら、共通1次試験の前年の受験生だった著名な
学者らと酒の席で語り合ったら、ほとんど同じ意見だったことに
救われました。
大人の発達障害、アスペルガー症候群など、社会における生活歴のなかで
成長を促す事ができます。
思考過程を一切、無視して、採点から外している限り、
教育改革の見通しは暗澹たるものです。
今、多くの会社が、大人の発達障害、アスペルガー症候群を見分けるために、
採用試験に工夫を凝らす時代が来ています。
病的でなくとも、早めに、欠点をカバーできる勉強をした方が
将来が明るいと思います。