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2013年1月23日 (水)

教育改革はセンター試験脳の弊害に気がつく事から

 Dr.KATOは、センター試験の前進、共通1次試験元年の受験生でした。
 
 受験生の頃は、筆記試験で問題が難しくなればなるほど
 あきらかに調子が上がっていました。ところが、選択式のセンター試験は、
 思考過程を一切、無視して、採点から外しています。

 実は、人の視点を意識させることは発達障害の治療には重要です。

 先週末、センター試験がありましたが、調べてみると、
 今は、ほとんどの私立大学もセンター試験を採用しています。

 共通1次試験元年から30年以上経ち、日本人の学力と
 学生のコミュニケーション力の低下が案じられています。

 原因は、いろいろですが、まず出来ることから始めるなら、
 センター試験を廃止して、国公立私立、みな独自の筆記試験をすることが、
 本人の学力とコミュニケーション力をアップすることに繋がると
 考えています。

 安部総理、教育の主眼は、短時間に答えの決まっている問題を
 より処理することだったでしょうか?
 
 「もし、センター試験脳を育てる目的なら、頭の良さの10%も意味していない目的に
  国家として向かわせている様なものでしょう。」

 脳の成長は、ものの見方、感情のプロセス、思考の過程に大きく
 影響します。頭の良さもこのような脳の成長と密接に結びついています。

 このように考えていたら、共通1次試験の前年の受験生だった著名な
 学者らと酒の席で語り合ったら、ほとんど同じ意見だったことに
 救われました。

 大人の発達障害、アスペルガー症候群など、社会における生活歴のなかで
 成長を促す事ができます。

 思考過程を一切、無視して、採点から外している限り、
 教育改革の見通しは暗澹たるものです。

 今、多くの会社が、大人の発達障害、アスペルガー症候群を見分けるために、
 採用試験に工夫を凝らす時代が来ています。

 病的でなくとも、早めに、欠点をカバーできる勉強をした方が
 将来が明るいと思います。

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