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2011年8月 3日 (水)

ぼける日本人

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   講演会でもメディアでも、ボケないためにはどうすれば良いか
 よく聞かれます。私はボケは病気でなくても起こると思っています。

 例えば, 科学ボケです。
 科学をやっているからボケていないかと言うと、
 それはないと思います。

 科学的ならなんでも正しいと思ってしまって、
 そこで思考停止が起こってしまうことがボケです。

 科学というと、信頼のおけるイメージですが、実は純粋に喜べない、
 注意すべき言葉です。

 また、ゲームボケも考えられます。
 ゲームをやり過ぎているのを中毒とも言いますが、
 これは言い換えればゲームボケです。
 ゲームをやり過ぎて働くべき脳が働かないということです。

 最近では政治ボケが良い例かもしれません。

 議員の皆さんは他にも資格を持っていたり、
 前職があったりするわけですが、いざ閣僚や要職に就いた時に、
 その立場に相応しい脳番地が使えていないと、ボケた発言や行動が飛び出します。

 それまでのキャリアで培われた私人としての脳番地は、
 今のキャリアで求められている公人としての脳番地と働きが違うからです。

 しかし、誰しも初めから公人として生まれたわけではありません。
 そこで、普段から周りの状況を頭に描きながら公人として行動する
 トレーニングをしていたかどうか、立場を変えた途端にわかってしまいます。

 前のキャリアで成功し、自分の頭の使い方に自信を持っていても、
 もう一方の世界に入るととんだ頭の使い方をしていると思われてしまうことが、
 ボケていると思われる原因になります。

 そのような頭の使い方の違いが理解できていないと、
 今の行動が適切か適切でないかという大局に立ったものの見方はできるようになりません。

 そうならないためのトレーニングの一つは、過去を忘れること。
 今までの脳の使い方をきれいさっぱり忘れ、
 新しい世界で通用する脳の使い方をしていくという覚悟です。

 今まで成功していた頭の使い方は時として、
 新しい頭の使いかたをするときの邪魔に成り得ます。

 脳が樹木のように成長すると例えるならば、
 雑草は取り除かなければ太い幹は出来ないのと同じことです。

 自分の脳は一つでも、使い方は多数あることに気づくことから
 新しい未来は創られていきます。
 忘れることを恐れずに未来を創っていきましょう。

THE NOUSCHOOL TIMES 第7号 Dr.KATOの週刊エピソード 「ぼける日本人」より抜粋
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