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2011年5月17日 (火)

岡本太郎を理解する

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19歳の頃、岡本太郎の不思議に駆られて、
絵を鑑賞したり、本も購入していました。

しかし、結局、
「ピカソの方がまだ理解できる。太郎はよく分からない!」
と言うのが感想でした。

その後、大学を卒業し数年後、たまたま大学に用があり、
中原街道沿いを歩いていたところ、

ふと頭を上げると、岡本太郎と目が合ってしまった!

どうしてここを歩いているのかを考える間もなく
「あ、いつもの顔をしている。」

何故か、不思議に、岡本太郎の顔は人を無にさせるところが
あるのです。

「ちょっと顔の表情が堅いのでパーキンソンみたいだが、
歩行には問題なく颯爽としていました。」
というのがその時の感想で、おそらく、70歳後半の頃でした。

もちろん、同氏が、サルバトール・ダリと同じく
パーキンソン病であったことを知ったのはずっと後でした。

先日、国立近代美術館で行われていた
岡本太郎展に行ってきました。

岡本太郎のことを考えるのはおそらく20年ぶりでした。
本来なら一人で行くはずが、思いがけなく
家族の賛同が得られました。

みな、岡本太郎のどこを理解しているのか?
なぜ、見に行く気になっているのか?

すこし気になりながらも足を運ぶと、
以前、見たときとは全く違った感覚で理解が進みました。

ピカソと何が違うのか?
日本人と日本の文化をどう捉えているのか?

どんどん昔の疑問が解けていました。
いつの間にか家族を見失っていました。

外にでて皇居の外堀を見上げると、
一人の日本人として生きる、
唯一絶対の個性的存在である自分と向き合っている
岡本太郎の存在感がずんずん、増してくるのでした。

「反世界」と題した作品は、
人を無にさせる岡本太郎の顔の後ろに広がる
虚次元の世界を想像させるに十分でした。

ピカソに比べれば、勾玉と土偶の形状に類似した
幾何学的な曲線を多用していて
一見、選択肢に乏しい作品群ではあるが、
その作品に潜む反世界、虚次元世界は
大和魂に潜む奥深さが感じられました。

おそらくは、岡本太郎の作品は、
虚次元レベルで比べれば
明らかにピカソ以上だろうと思う。

生きる岡本太郎の脳相診断を是非してみたかったと思ったのでした。

脳スクールタイムズ ~60秒の脳科学~
     今月の特集2 ~脳相から見える人間像~ より抜粋」

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2011年5月 3日 (火)

SRIをつかって自分で脳相診断

【創刊号】脳スクールタイムズ~60秒の脳科学

 THE NOUSCHOOL TIMES      
 
┏【創刊号】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2011/05/02┓

 【1】 今月の特集1 ~SRIをつかって自分で脳相診断~
 ────────────────────────────────
 【2】 脳番地を育てよう!
    “脳と今日のエクササイズ”- 自分の身体と対話をしましょう -
 ────────────────────────────────
 【3】 Dr.KATOの週刊エピソード 自分の脳相を10代に知りたかった!

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 

 これまでご愛読いただきました「60秒の脳科学~脳番地のトリセツ~」は、
 今日から「脳スクールタイムズ~60秒の脳科学~」として生まれ変わりました。

 これまで通り、脳番地を育てる脳ハウとともに、
 最新脳科学の情報や、脳の学校からのお知らせをお届けいたします。
 引き続きのご愛読をお願い申し上げます。

┏━┓
 1  今月の特集1 ~SRIをつかって自分で脳相診断~
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   
 ■■■ 脳相診断は自分でやれる? ■■■

 先日テレビで放映されたMRIによる「脳相診断」は、お陰様で
 大好評をいただいております。ご覧いただいた皆様、
 どうもありがとうございました。

 脳の個性から性格や能力を診断する脳相診断を
 受けてみたいというご要望が多く寄せられました。
 
 MRI脳相診断には、MRIの高度な技術と人間を洞察する脳科学、
 さらには、高度な脳医療経験が必要です。
 これを体得しているのは現在Dr.Katoだけであり、その高度の
 技術を持っているのが脳の学校です。

 今月はMRI脳相診断に比べて、手軽に自分で、
 脳の性格を知ることができる「SRI脳番地診断」を取り上げます。

 MRI脳相診断とSRI脳番地診断はどちらも
 自分の脳相の一端を知る事ができる方法です。

 「SRI」は、MRI脳相診断で見ているうち、18の脳番地の成長具合、
 成長バランスなどを、質問用紙に「自分で記入」することで
 簡便に知ることができるものです。 

 MRI画像をDr.Katoが時間をかけて鑑定するのと違い、
 記入者による回答をもとに診断するシステムが
 SRI(Self-Reporting brain Imaging)です。
 

 ■■■ 脳番地タイプ診断 ■■■

 あなたは「人の話をよく聞くね」と言われますか、それとも
 「行動力があるね」などと言われることが多いでしょうか。

 そのような本人の性格には、脳の個性(脳相)が関係しています。
 SRIでは、脳の個性を知り、どこの脳番地をどう育てたら良いかが
 わかるようになっています。

 例えば、行動力があると言われた方がSRIを受けた場合、脳の個性を
 行動タイプで類すると、「自己主張型」や「体力勝負型」などにあてはまる
 可能性があります。

 営業部に所属していて、行動力があるのになかなか実績に
 結びつかない方は、考えるより先に動く体力勝負型になっている
 のかもしれません。

 それではその方は、じっくり考えるためのトレーニングが
 必要なのでしょうか?

 実はそうとは限りません。

 最適なトレーニングの方法を知るためには、他の脳番地との
 バランスを知ることが必要です。その方の思考系脳番地が
 成長していれば、もちろんそのようなトレーニングはお門違いに
 なるからです。

 そこで、SRIではあなたの脳番地タイプに応じた、脳の成長のための
 アドバイスが書かれています。SRIでは、脳番地を診断し、
 脳の個性を知るだけでなく、成長のきっかけがつかめるのです。

 ■■■ SRIを受けるには? ■■■

 現在、個人の方向けにSRI脳診断会を実施しております。
 脳診断会では、SRI検査の説明の後、検査実施、脳番地トレーニング講座、
 結果をお渡ししてから、結果説明を行います。

 脳のことなんて全くわからないという方でも、脳診断会では
 熟練した講師が丁寧にご説明いたしますので安心です。

 次回の開催は5月21日(土)にアイオス目黒駅前2階を
 予定しています。

 SRIの詳細、SRI診断会のお申込は以下のURLからどうぞ。

 【詳細】http://www.nonogakko.com/information/sri.html
 【お申込】http://www.nonogakko.com/information/sri_d.html

┏━┓
 2  脳番地を育てよう!
┃  ┃   “脳と今日のエクササイズ”- 自分の身体と対話をしましょう -
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  体の各部を意識することで、体内からの小さな声を
 感じ取りやすくなります。現代社会では、明るくなったら起き、
 暗くなったら寝るという自然のリズムで活動することが
 難しくなりました。体の悲鳴を無視して酷使してしまうこともしばしばです。

 そこで日々少しずつ運動不足を解消し、週末まで体力に余裕が残せる
 体の使い方目指しましょう。

 筋肉の仕事は縮むことです。その一方で、緩むことはできても自分で伸びることは
 できません。そこで普段からストレッチなどをすることで伸ばしてやることも大切です。
 これにより、固まった筋肉をほぐし働きやすくなりますので、日々筋肉を縮ませる
 ことと、伸ばすことは大切な事です。
 今回注目するところは前回にも紹介した、第ニの心臓である「ふくらはぎ」です。

 
 ■ ■ ■ 筋肉を伸ばす ■ ■ ■

 ふくらはぎの筋肉を伸ばすことは、ストレッチでも定番な足を前後に開く方法では
 人目が気になりますが、エスカレーターに乗っている時にできてしまいます。
 
 1)踵が少しステップからはみ出る位まで片足を後ろに下げる
 2)そのまま後ろの足の踵を下に伸ばす
  
 エスカレーターに乗っている時にはじっと降りるまでにじっくり伸ばしましょう。

 ■ ■ ■ 筋肉を縮める ■ ■ ■
  
 ふくらはぎを縮めることは、階段を上る時に行うことができます。
 普段特段に意識せず、ただ力に任せて上ることが多いかと思いますが、
 少し上り方を変えるだけで、幅広く筋肉を使うことができます。

 1)足の裏を半分だけステップにのせて上る。

 たったこれだけで、足の裏をすべて着けた上り方よりもふくらはぎの
 筋肉をより多く使うことができます。

 以上のように、筋力の維持と柔軟性を意識した体の使い方を普段から
 行うことで、右脚の方が突っ張り易いなど体との対話が始まります。
 通勤・通学中でもできるメニューですので日々の中で実践して下さい。

┏━┓
 3  Dr.KATOの週刊エピソード  自分の脳相を10代に知りたかった!
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 3歳の時、新潟地震に遭遇し、そのときに揺れと状況を今でも
 覚えています。おそらくこの地震の記憶がDr.KATOが思い出せる
 もっとも古い幼少時の事だと思います。
 
 海岸と新信濃川はこのとき津波にも襲われました。
 
 原発に関しては、実家は柏崎原発(東京電力)から約40km、
 巻原発予定地(東北電力)から約2kmにあります。

 このような状況で先週は、福島県磐梯熱海で講演をする機会を得ました。
 地元の元気な皆さんのお顔を拝見して、うれしくなりました。

 つくづく、現地、現場、現実をみてみないとやはり思っているだけでは
 わからないこと、感じられないことが多々あります。

 自分の脳相を知る事は、自分の脳の現地、現場、現実をみることだと
 考えています。

 自分の脳がうまく働かない感覚と長く向き合ってきたDr.KATOが
 自分の脳相を知り得たのは30歳になってからです。

 しかし、このときは、何故、ほかの優秀な医者に比べて
 しわが少ないのだろう?、脳の形があまりに違うのだろう?と
 疑問だけが増大するだけでした。

 その後、脳相診断という特殊な鑑定技術を身につけただけでなく、
 実質、人間の脳には脳相があり、脳相発達、脳相変化が存在する
 こと見つけました。

 先日のなるほどハイスクール放送後、知人からのメールで、
 
 「個人的には趣味娯楽の範疇にとどまらず、
 もっと実際の生産活動に近いところに寄与できる大発明」という
 角度での取り上げられることの方が価値があると指摘されました。

 このメールをいただいて、どきっとして振り返ると
 
 Dr.KATO自身は「自分の脳相を10代に知りたかった!」と
 思っています。もし、10代で知り得ていたなら、
 その後、余計なことに悩むことなく、自分の短所や苦手な場面も想定した上で
 学業にも、実生活にも取り組む事ができたと思うからです。

 つまり、不必要なコンプレックスをずっと20年以上持ち続ける
 必要がなく、「もっと実際の生産活動に近いところ」でストレートに
 自分自身を育てる事が、10代からできたと思います。

 脳相診断は自分自身の新たな出発点になる。
 そう、考えています。

 自分自身の現地、現実、現場が、自分の脳相そのものです。

 これから、「もっと実際の生産活動に近いところに寄与できる」ように
 脳相診断を役立て行きます。

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代表取締役 加藤俊徳 (医師・医学博士)
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