脳の教育最前線 「脳相から見える人間像」
これからの教育には、「脳を育てる教育」の視点と実践が必要です。
人の能力は生まれ持ったものではなく、脳の成長とともに、一生育ち続けるものです。
どんな脳を持っていても、目標を達成し、能力を社会に役立てるためには、人と協力しなければなりません。そこで、人と繋がりを持てる脳を磨き高めることが大切になります。
脳の成長の仕組みを知ることで、人や能力に対する見方が変わり、「能力が低い」という苦手意識が軽減される第一歩となります。そして、脳の仕組みを生かして脳を育て、コミュニケーション力を向上させることで、脳は確実に変わり、能力が発揮できるようになります。
日付 2011年7月10日(日)
会場 東京・目黒アイオス2階会議室(JR目黒駅より徒歩1分)
プログラム
基調講演 「MRI脳相診断で見える人間像と教育」
講師:加藤俊徳(脳の学校代表)
医者として、脳から見て子ども、大人の脳発達や発達障害についてアドバイスしてきました。コミュニケーションが苦手な人の脳をまず、理解する事が大切ではないでしょうか。人の気持ちが理解できにくい場合、対人関係に自信がない場合など、脳画像MRIで自分を知ることは、苦手意識を解消する手段になります。特定の脳番地が未成長なために、コミュニケーション能力に影響が出てきます。
しかし脳を成長させることで、コミュニケーション能力を養うことは可能です。
コミュニケーション能力は、年齢や脳の成長段階で変化していくものなので、一生をかけて「人と向き合う能力」を磨いていくことが大切です。
話題提供 「学校と子どもを変える脳科学(仮題)」
講師:桑原清四郎(脳科学教育研究所 所長)
小学校教諭・校長として、長年子どもと共に歩んできたご経験、脳科学の知識を教育現場に取り入れた実践経験があります。そして県の教育委員会、議会も注目するほどの学校を作り上げたご実績がございます。桑原先生がおられた校長室には子どもの姿が絶えなかったほど、子どもと真摯に向き合っておられました。現在も脳科学の知見を教育現場に反映するご活動を続けていらっしゃる桑原清四郎先生から、教師が変わり学校と子どもが変わった経験をお話いただきます。さらに、脳科学を取り入れた教育の必要性と今後の課題についても御講義を頂きます。
招待講演 「人と向き合う力~コミュニケーション不足が引き起こすトラブル~(仮題)」
講師:今井秀智(國學院大學法科大学院教授・弁護士)
検察官、弁護士を歴任し、法科大学院での教授も務める今井秀智先生が、検察官として犯罪者と向き合った経験、弁護士として 依頼人と向き合った経験を通して、人と向き合うプロとしての検察官・弁護士を育てる立場に立って何を教育しているのか?人と向き合う心構えとテクニックについて御講義を頂きます。今井先生は、新しい法教育と倫理観の教育に向けて活動を展開されています。
16時35分~ 終了
※プログラムの時間は若干変更になる場合がございます。
脳の学校セミナー2011 脳の教育最前線「脳相から見える人間像」