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2010年12月20日 (月)

夢実現装置でドリームカムトルー

無料ニュースレター第41号より
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 60 秒 の 脳 科 学
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 ~ 脳 番 地 の ト リ セ ツ(取扱説明書)~           
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┏【第41号】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/12/20┓

【1】 今日のトリセツ ~未来思考を高める後回し作戦~
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【2】 運動系脳番地を育てよう!
    “脳と今日のエクササイズ”~毎日できる腰痛予防~
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【3】 Dr.KATOの週刊エピソード:最後から記憶するとドリームカムトルー
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【4】 お知らせ
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 1  今日のトリセツ ~ 未来思考を高める後回し作戦 ~
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 頭の中で色々な仕事を分担している脳番地は、死ぬまで変化を続けます。
 脳番地が成長する一生を知り、番地ごとの使い方や休ませ方を知れば、
 あなたもきっと、自分の脳番地をもっと有効に活用することができます。

 20代から100歳の大人に送る脳番地の取扱説明書をお届けします。

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┃今日の脳番地トリセツ

 ■■■ 未来思考を高める後回し作戦 ■■■

 昨日開催されましたビジョントレーニングへ
 お越しになった皆様、どうもありがとうございました。

 おかげさまで第1回脳スクールを盛況のうちに
 終えることができました。皆様のご感想をもとに
 なおいっそう満足いただけるよう、スタッフ一同
 努力してまいります。

 さて、早いもので今号のメルマガが2010年の最後の号と
 なりました。前回のメルマガでは
 「もうひとつのビジョントレーニング」と題して、
 来年の目標を途中で挫折しないためにはどうすれば良いかを
 考えました。

 今回はそのような未来に挑む第2弾といたしまして、
 「来年は~をしたい」というビジョンを明確にする
 トレーニングをお送りします。

 ■■■ 「~しななければならない事」は
              本当に自分にとって重要なのか? ■■■

 「~をしたい」という明確な目標があればあるほど、
 その目標が達成しやすいというのは、多くの方が言うことです。
 しかし不透明な未来に向けて明確な目標を立てるのが難しいのも事実。

 そうなると、家庭でも会社でも、「~したい」という目標がないまま、
 すべき仕事を優先順位を決めて実行しているだけの人も多いことでしょう。

 すべき仕事がたまっている人にとって、優先順位を4つに分ける方法も、
 最近話題になっているようで、1つの例としては、仕事の
 “緊急度と重要度”に注目して全体の仕事を分類する方法のようです。
 
 確かに緊急性が高く重要な事柄は分かりやすく、
 「~すべきこと」として脳に認識され、優先順位を上げさせる効果があります。

 仕事の優先順位を決め、「やらなければならないこと」を
 山積みにして1つ1つ終わらせていくことで、
 一種の達成感を味わうことは可能です。

 しかし実は、「~したい」という人生の明確なビジョンと、
 「すべきこと」を実行する達成感は違うことです。

 仕事や家庭の「~でなければならない事」は達成目安にはなっても、
 それは実行しなければならない「作業(タスク)のリスト」でしかなく、
 未来のビジョンである「~したい」という目標ではないということを
 私たちは今一度、認識しておく必要があるようです。

 「~したい」という目標(ビジョン)は、その人本人にとって
 重要ですが、
 「~しなければならない」タスクは、本当にあなたにとって重要なこと
 でしょうか?

 あなたが自分の役割を果たす上で重要なことであっても、
 あなたの脳を活き活きとさせる上ではどうですか?

 あなたの脳を生き生きとさせる秘訣は、
 どうやら以下の“脳のタイプ”と“時間の使い方”にあるようです。

 ■■■ あなたは、ビジョンタイプ? タスクタイプ? ■■■
 
 脳の学校でMRIを、行動の優先順位に関して検討してみると、
 大ざっぱに分けると、
 「ビジョンタイプ」と「タスクタイプ」がいることが
 分かってきました。

 この2つのタイプの違いは、まさに行動の優先順位と
 時間の使い方にあるようです。

 あなたはどちらのタイプなのか、まずチェックしてみましょう。

 *****************************

 あなたは今日から5日間の、帰宅後の時間の使い方を考えます。
 
 A.あなたには大好きなグラフィックデザインの趣味があり、
 将来はグラフィックデザインで一旗あげたいと思っています。
 そこでクリスマスに向けて、家族や友人、お世話になった人宛に
 似顔絵入りのクリスマスカードを作成しよう!と考えました。
 制作期間の見込みは3日。今からワクワクしています。

 B.同じ期間に、あなたは仕事で使うデータの集計作業を
 持ち帰りでやらなくてはなりません。
 単純作業なので、特にストレスがかかる仕事でもなく、
 作業時間の見込みは多く見積もって2日間です。
 
 さて、あなたは、AとB、どちらから先に手をつけますか?

 *****************************

 ◇楽しく、自分本来の力量を発揮できる趣味に先を手をつけた人は、
 ビジョンタイプの脳を持っている可能性が高いでしょう。

 単純作業から手をつける発想そのものがないか、
 発想できたとしても、すぐに着手する気になれないと思います。
 嫌なことを後回しにするという感覚ではなく、
 Aを経たことで、Bも効率よく進むかもしれない、と思って
 あえてBを後回しにする人もいるかもしれません。

 こういう行動傾向が、周りに「締切ギリギリの人」という印象を
 与え、自分なりの理由が言い訳にしか取ってもらえない、という
 悲しい経験をしたこともあるのではないでしょうか。

 しかし自分が本当にやりたいことにかける情熱や時間の使い方が
 できる人で、周りに迷惑をかけない範囲でやれば、
 脳をイキイキさせながら、やるべきタスクも上手くやれるタイプ
 なのかもしれません。
 
 ◇一方、単純作業で1~2日あれば終わってしまう作業なら、
 先に終わらせてしまおう、と考えた人は「タスクタイプ」の
 可能性が高いかもしれません。

 「あれをやらないと・・・」と思っている間は、それが気になって
 好きな趣味にも没頭できないと考え、
 課せられた仕事、時には自分から進んで作った仕事の
 責任とプレッシャーを、
 仕事をきちんと終えることで心が落ち着くと思います。

 周囲からの評価も「きちんとしている人」と思われているでしょう。
 ただ、頼んだ仕事はきちんとやってくれるから、
 1つ終われば、また仕事を頼まれる(あるいは仕事を自分で入れる)
 というサイクルを繰り返しがちなタイプでもあります。

 ここまでは決して悪くないのですが、こういう人は
 趣味のために取っておいた時間を、また次の仕事に
 充てるハメになるということが、自分のビジョンを実行できない
 理由になっていることが多いのです。
 
 作ろうと思ったクリスマスカードも市販で済ませてしまい、
 タスクを繰り返してばかりで、人には感謝されるけど、
 自分が本当にやりたいこと<ビジョン>に、
 いつまでたっても手が届かない脳のタイプなのです。

 ちょっと周りをヤキモキさせるけど、自分のビジョンを優先できる人と、
 自分のビジョンを犠牲にして、タスクを優先してこなしていく人。

 社会の中にはどちらも必要な人材ですが、
 脳が活き活きとさせて、老化しない脳を作るためには
 やはりビジョンの実行が重要です。

 今回は、Bを選んだタスクタイプにお勧めのトレーニングを
 ご紹介します。

 ■■■ すべきことは後回しトレーニング ■■■

 タスクタイプの方は、相手にとって重要と思われる事柄が
 発生すると、自分のやりたいことを後回しにする傾向があります。

 そこで、あえて「すべきこと」にすぐにとりかからず、
 期日ぎりぎりまで待ってから着手するトレーニングをしてみるのは
 いかがでしょうか。

 上述のチェック内容を例にとれば、
 Aの「したいこと」を先に着手するだけのトレーニングです。

 Bの「すべきこと」の時間を少し多めに見積もって安心した上で、
 あえて後回しにすることで、きちんとビジョンと向き合う時間を
 確保する行動の習慣を作り出すことができます。

 待つだけなんてトレーニングといえるの?というご意見も
 あるでしょうが、重要度を的確に判断するステップを踏まえての
 「戦略的待機」ですので、長期的なスパンで物事を判断する力を
 養うのにもつながります。

 何事も早め早めにとりかかるのは良い習慣ではありますが、
 全てを早めにこなすくせができてしまうと、自分のやりたいことが
 いつになってもできないというジレンマに往々にして
 陥ってしまいます。

 そのような習慣が出来てしまうと、自分が達成したい目標を
 立てることをしなくなり、自分がしなくてはいけない目標ばかり
 こなすのが得意となってしまうようです。

 仕事が早く済んで時間ができれば、また次の仕事を入れてしまう・・
 これでは本末転倒です。このような思考方法のままだと
 せっかくの来年の目標を立てることもあまり楽しくないかもしれません。

 ここはひとつ、新年までの残りの10日間に、普段はすぐにとりかかる
 「やらなければいけないこと」の期限をまず考え、後回しに
 できることは後回しにする「トレーニング」をしてみるのは
 いかがでしょうか。

 案外自分の自由時間が増えて驚くかもしれません。
 そのような自由時間が確保できると、自然と「~をやってみよう」という
 チャレンジ精神が湧いてくるでしょう。

 それでは皆様、★★良いお年をお迎えください!★★

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┃脳番地の取扱いキーワード

 『タスク時間を見積もったら後回しして、ビジョンに着手しよう!』

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 2  新コラム 運動系脳番地を育てよう!
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 運動は脳の活力の源!
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┃今日のエクササイズ

 ■■■ 毎日できる腰痛予防 ■■■

 ヒトは、進化の過程で2本の足で立つことができるようになり、
 腰の周りは、上半身を支える主要な部位になりました。

 腰は上半身の動きを支える、大きな力が必要な部位なのです。
 今や、インターネットで腰痛というキーワードで検索すると、
 1300万をヒットするほどになっています。
 多くの方が、腰が疲れたり、痛めた経験があるのではないでしょうか。

 腰を痛めないためには、トレーニングは非常に有効ですが、
 日々の生活の中で予防できることも非常に多いということを
 知っておくことは、非常に大切なことです。

 すぐに取り組めることは、「両足の膝を少しだけ曲げる」または
 「片足を半歩前出す」ことです。

 そうすることで、腰だけではなく、足も使って
 上半身を支えることができますので、
 腰への負担を分散させて減らすことができるのです。

 ■■■ レッツ、トライ!! ■■■

 洗顔中、食器洗い中など、生活の中で上半身を前に倒す時には、
 「膝を曲げたり、足を半歩出して」 行うように心がけてみましょう!

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 3  Dr.KATOの週刊エピソード
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 「最後から記憶するとドリームカムトゥルー」

 誰しもが夢を実現したいと思うことがあると思います。
 夢を実現した人はどのような考えで行動したのでしょうか?

 夢を実現する方法の本も数多く出版されています。
 しかし、簡単に核心を整理すると

 1)その夢を本気でかなえたいと思っているのか?
 2)本気の夢を実現する手立てがあるのか?

 この2つが最低そろっていないと、
 ドリームカムトゥルーはいつまでもやってこないでしょう。

 本気でなければ、夢は脳に描いたただの餅に過ぎません。
 その脳の中の餅が、目の前に形となって現れること、
 それが、ドリームカムトゥルーです。

 脳の中の餅がうっすらとボケていては本気ではないと
 同じことです。
 ですから、夢は毎日、明確に脳に餅として具体的に描く必要があります。
 具体的な餅ほど、実現する可能性が高まってきます。

 次に、脳に描かれた餅が、目の前に物質として形を現すためには、
 手段が必要です。
 その手段とは、無形の餅が、有形の餅になる機会が必要だという事です。
 いわば、夢実現装置を開発しなければなりません。

 この夢実現装置は、無形を有形にして餅を作る機械です。

 週末、こどもの合唱発表会に出かけました。
 なぜか、合唱発表会なのに、「講談」までスケジュールに入っていました。

 不思議に思いながら、15歳の少年の講談を聞き終えて、
 司会者が「15分以上も話を暗記するのはすごいね。
 どうやって記憶しているの?」と聞くと、
 「冒頭から練習すると後半を忘れて失敗するので、
 いつも最後から最初に向かって練習して記憶していきます。」
 と答えていました。

 なるほど、長い文章を暗記しようとする時、最初と最後は
 比較的記憶しているが、
 途中が記憶から抜けやすいことは心理実験でも証明されています。
 ところが練習を最初からばかりやっていると後半の練習量が少なくなります。

 そこで、この利巧な少年は後ろから練習して確実にしながら
 冒頭までつなげることでもれなく記憶できると言うわけです。

 夢の実現も夢の完成形から逆順していって今までつなげられれば
 もれなく今と夢が繋がる夢実現装置の出来上がりとなります。

 実際に、その少年は5年間ずっとその合唱会で[講談]をやって
 夢を実現していました。
 これからもきっといい夢を実現していくことでしょう。

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 4  お知らせ
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代表取締役 加藤俊徳 (医師・医学博士)
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