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2010年10月 5日 (火)

脳の相性診断 ~脳番地のトリセツより~

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  60 秒 の 脳 科 学 (無料配信)
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  ~ 脳 番 地 の ト リ セ ツ(取扱説明書)~ 
          
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 1  今日のトリセツ ~脳の相性診断~
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 頭の中で色々な仕事を分担している脳番地は、死ぬまで変化を続けます。
 脳番地が成長する一生を知り、番地ごとの使い方や休ませ方を知れば、
 あなたもきっと、自分の脳番地をもっと有効に活用することができます。

 20代から100歳の大人に送る脳番地の取扱説明書をお届けします。
 

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┃今日の脳番地トリセツ


 ■■■ 秋は脳と脳とのつながりが深まる季節 ■■■

 先月までの酷暑が嘘のように涼しい日が増えてきた10月初旬、いかが
 お過ごしでしょうか?過ごしやすい陽気になったので、屋外、屋内で
 さまざまな行事が各地で行われ、色々なことに参加しようと
 楽しみにしている方が多いのではないでしょうか。

 このように体になじむ秋がくるからこそ、
 私たちの日本の文化は特長あるものになっています。
 たまに物悲しくなるのは、そのような文化が形成されてきた太古の記憶が
 呼び起こされるからなのかもしれません。

 日本晴れの空に誘いだされて外を歩いていると、運動会、学園祭、
 結婚式、彼岸花を見ながらのお墓参りなど、家族ぐるみで参加する
 行事が目に留まることもあるでしょう。

 最近では体育の日が移動したり、運動会などを春に行うところも
 あるようですが、まだまだ秋の風物詩であることには変わりありません。
 そのような行事を通じて、親しい人とのつながりを再認識するのも
 良いかもしれない、そんな季節です。

 ■■■ 相手を知るには脳を知るのが近道! ■■■

 家族など、親しい人と一緒に過ごすことは、
 共通の思い出をお互いの脳に刻むことであり、
 お互いのつながりをより確かなものにします。
 
 脳の中でも、共にはたらく脳番地同士は、共に酸素を消費し、
 つながりが強固な脳のルートが出来上がります。
 まるで、相性のいい脳番地同士が出来上がるようなものです。

 では、親しい人との相性のいい脳番地というのが存在するのでしょうか?

 親しい人とは、脳の個性で似ている部分を共有している可能性があります。
 なぜなら、あまりにも違った脳番地のつながりの相手では、
 相手の行動を理解しようにも、そもそも脳の個性が違うことによって
 理解に至る脳番地のルートが違う脳なわけですから、分かりようがありません。

 恋人、夫婦、親子など、親しい人でも「どうしてそんなぁ~」と思うような
 相手の行動はありませんか?

 「片付けなさい」と言っても、部屋を散らかしっぱなしのご主人と子ども、
 待ち合わせに間に合ったことがない恋人、
 些細なことで声を張り上げて怒りだす妻・・・。

 親しい人同士でも、なぜ?、なんで?、という行動がたくさんあります。
 
 そこで生じる誤解は、自分の理解の範囲を超えた行動をしている人を、
 「あいつは意味不明な行動ばかりでダメなやつだ・・・」とか
 「うちの子は、どこか遅れているのでは・・・」など、
 理由が分からないので、相手が「ダメな人」に見えてくるということです。

 しかし実は、お互いにそう思っているのであって、
 「ダメな人」と思われている方は思われている方で、
 「どうして私の先回りの行動が理解できないのかしら」と、
 理解できない人を「ものごとの理解が浅い人」と誤解してしまいます。

 しかし、最初の話に戻れば、脳にはそれぞれ得意なルートがあって、
 得意なルートを使って行動したり、理解するのだということ。

 だから、脳番地の得意なルートが違う二人にとっては、
 お互いの行動や理解の過程が、新鮮でもあり、
 時に共有できない腹立たしさを抱くものなのです。

 では、夫婦や親子など、ずっと時間を共にしなければならない間柄にとっては
 怒ったり、すれ違ったりする場面は、できるなら減らしたいもの。

 そのために活用したいのが、脳のMRIです!

 脳のMRI画像を見ることで、自分の脳の得意なルートと、
 相手の得意なルートが分かるようになります。

 今まで表面の行動しか見えていなかったものが、それが何故なのか、
 なぜそういう行動をとりがちなのかがわかるようになります。

 例えば、お子さんなどが将来才能豊かで元気に育ってほしいと、
 習い事に通わせている方も多いと思います。ところが、本人は好きで
 やっているのになかなか上達しない。上達しないのに宿題をしないから腹が立つ。

 こんな風にどうしたものだろうかと悩んでいる場合、脳の画像を見れば、
 ある脳番地がまだ成長途中で、まだ得意なルートに入っていないからだ、
 と分かるようになるかもしれません。

 もしくはうちの子は勉強にまったく興味を持ってくれないし、
 かといってこれといった特技も長年やっている趣味も無いから、
 どうしたら良いかわからない、という方もいらっしゃるかもしれません。
 本人に聞いても生ぬるい答えしか返ってこないでしょうが、
 脳を見ればその子の個性が一目瞭然です。

 子どもだけではなく、大人も同じ。
 几帳面なくせに、何度言っても部屋を片付けないご主人に腹が立つ奥さんが、
 脳画像を見てみると、旦那さんの得意な脳番地は、近いものを見る視覚系脳番地が
 得意で、部屋を広く見渡す脳番地は苦手だということが分かったとすると、
 「なるほど、机の上はいつも几帳面に物を揃えているのに、部屋が汚い理由は
  視野を広く捉えるのが苦手だからなのね。
  それなら『机の下が汚い』とか『テレビの周りが汚い』とか、
  視野をピンポイントに絞るように言えば片付けてくれるんだ!」など、
 いつもイライラしていることの解決の糸口が見えるのです。

 相手のことを知るだけでなく、ご自分のことを客観的に知ることもできます。
 脳の使い方の癖に実感がある分、脳番地がこういう育ち方を
 しているから今の自分がこうなのかと、ご自分の脳との対話が始まります。

 今の自分の生活は十分満たされていて、特に言うことはない。だけれども
 なんとなく落ち着きすぎていて、活力がなくなってしまわないかと
 心配にな方がいらっしゃるかもしれません。

 世間の荒波に対して防波堤を一生懸命築きあげ、入り江の中で平和な生活をしていると、
 ふと自分の位置がわからなくなってしまうこともあるでしょう。
 そのような時に客観的にご自分のことがわかる脳個性鑑定は明確な人生の地図を
 示してくれるはずです。

 一方で、荒波にもまれているうちに、自分は今の仕事に向いていないの
 ではないか、できるうちに転職をしておいたほうが良いかもしれない。
 そういう気持ちになる時もあれば、いやいやもっと仕事とうまく付き合う
 方法があるのに、自分がまだそれを体得できていないだけだと思う時も
 あるかもしれません。

 脳の個性が今の仕事に合っていないのか、それとも脳の使い方が
 今の仕事に合っていないのかは、自分ではなかなか分かりません。
 それを教えてくれるのも、生きた脳を見ることができるMRI脳画像
 なのです。

 ■■■ 正常のその先には私たちの人生があります ■■■ 

 脳番地個性鑑定は、なにも専門の知識がないと結果がわからないような
 検査でもなければ、正常か異常かを見極めるだけの脳ドックのような検査でも
 ありません。正常とわかって「はい終わり」の脳ドック検査では、より良く
 生きるためにどうすれば良いか、その方針がわかりません。

 脳の学校で、Dr.KATOに見てもらえば、脳画像から分かる脳番地のルートを
 分かりやすい言葉で噛み砕いて聞くことができます。

 日頃、お互いがコミュニケーションをとるなかで気になっていることがあれば、
 その解決法をMRIを基に相談することもできます。

 病気を抱えていない脳番地にも、私たちそれぞれ、得意、不得意が
 あります。うすうす感じているそれらの脳個性を客観的にお示しできるのが
 脳番地個性鑑定なのです。

 脳の使い方を知るにはまず脳自身を知ることが肝心です。お出かけ
 日和になった秋こそ、人間同士、脳番地同士のきずなを深めるために
 目黒の画像診断室まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

 親子鑑定、夫婦鑑定など、ご要望にお応えします。

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┃脳番地の取扱いキーワード

 『きずなを深めるため、自分と相手の脳を知ろう!』

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 2  新コラム 運動系脳番地を育てよう!
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 「スポーツの秋」と言いますが、運動は脳の活力の源!
 老若男女、健康に脳を使い、老化を防ぐには運動が大切です。

 かといって、ジムに通ったり、ジョギングするような
 お金も時間もかかる運動は続かない、
 わかっちゃいるけど出来ないエクササイズ。

 そんなあなたのために、手軽にできる
 “脳とエクササイズ”のお話をお届けします。

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┃今日のエクササイズ
 
 日頃、私たちは、何気なく生活をしていますが、
 身体をを動かしている筋肉は、どのくらいあると思いますか?
 
 およそ620個です。

  骨に付いているものに絞れば、なんと約400個もあると言われています。
 そして、それらの筋肉は、脳の命令を受けて動いているのです。
  
 自分の脳の働きを見ることは難しいですが、
 筋肉であれば、見て、触れて、感じることができます。
 自らの身体と会話をすることが、身体の健康の維持・向上につながります。
 是非、時間を見つけて、気負わずに運動に取り組んでみてください。

 今回取り上げるテーマは、『腹筋』。

 「腹筋」と聞くと、板チョコのように割れる“腹直筋”を思い浮かべる人が
 多いかもしれませんが、腹筋はこれだけではありません。

 表に見えている腹直筋の内側には、
 お腹と腰をつないでいる“腹斜筋”“腹横筋”という筋肉もあります。
 巷で言われる「インナーマッスル」と呼ばれる筋肉がこれです。
 
 これらの腹筋たちを総動員して活動させることによって、
 コルセットのようになり身体を安定させたり、
 体が締まるといった効果を得られます。

 ちなみに、コルセットは、インナーマッスルの
 負担を減らして、背骨にかかる重力を軽減してしてくれます。

 したがって、強い腹筋を持つことは、
 頑丈で柔軟なコルセットを身にまとうようなものです。

 ■■■ レッツ エクササイズ! ■■■
 
 腹筋を使う方法は、
 『背筋を伸ばした状態で、お腹を引っこませながら呼吸をする』だけです。
 まずは、お腹を引っ込めた状態で、大きな呼吸を5回行ってみましょう。

 普段猫背で、おなかも“でれ~ん”としている人にとっては、
 最初は途中でお腹の力が抜けてしまうこともあるかもしれませんが、
 段々と慣れていきますので、マイペースで行いましょう。

 慣れたら、電車の中や、歩いている時でもチャレンジしてみてください。
 鼻から吸って口から吐くことがポイントです。

 5回を1セットとして、毎回食事をする前にチャレンジしてみてください。
 間食をしてしまう人は、間食の前にもやりましょうね!

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