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2010年8月 8日 (日)

海馬を鍛える7つの実験

◆海馬をイキイキさせれば、80歳になってもボケない

アルツハイマーの症状の初期段階として、
「臭い」と「場所」が解らなくなってきたら危険です。
特にこの部分を司るのが「海馬」。
実際にアルツハイマーの方の海馬を診ると
黒色と灰色の部分が曖昧になってきます。

ボケない実験とは、海馬を鍛える実験でもあります。

7つの実験とは......
実験1...積極的に先の予定を立てる人、未来像に向かう自分がある人、未来をつくろうとする人はボケない
実験2...時間を意識して生活する人はボケない
実験3...先入観を持たず、人に接したり、新しいことに挑戦する人はボケない、いやみのない人はボケない
実験4...普段の生活と反対の立場や考え方でも行動できる人はボケない
実験5...自分のすべき価値、プライドを信じて行動する人はボケない、後輩や日本への思いやりや使命感を実現しようとしている人はボケない
実験6...運動時間、睡眠時間をきちっととる人はボケない
実験7...健康な食生活を保つ人はボケない、健康のために守って続けていることが一つ以上ある人はボケない

◆脳は30代から個性的になる
ヒトの脳は、実は30代で成人すると言われています。
これまで、脳の細胞は年を取れば取るほど死滅すると思われてきましたが、
それは間違っています。

むしろ記憶は、30代を過ぎてから鍛えられます。

渡部昇一氏は60歳になってからラテン語の暗記を始め、記憶力を高めてきました。
その結果、専門外の漢文をひと目見ただけでも記憶してしまったり、
若い人でも覚えられないドイツ語の歌詞を暗記してしまいます。
これは、なりたい自分をイメージし、そのために記憶力を高める習慣を実践したからなのです。

詳しい説明は『絶対「ボケない脳」を作る7つの実験』加藤俊徳・渡部昇一著

にあります。 書籍からアクセスして無料講義テープも是非、お聞きください。

【目次】

はじめに なぜ、今、海馬を鍛える[ボケない実験]が必要なのか?

序章 「臭い」と「場所」が解らなくなったら危険

第1章 記憶力と努力は正比例する
    生涯枝分かれを続けながら成長する脳
    記憶の回路を司るのは左右の海馬
    アクビは脳の酸素の消費効率が悪くなると出だす
    継続して鍛えてはじめて変わる脳 など

第2章 ヒトの脳は三〇代で個性的になる
    深い言語理解を司る頭頂葉の三九、四〇番地
    ヒトの脳が本当に個性的になるのは三〇代
    記憶の吸い取り紙の役目を果たす言語系超頭頂野
    脳番地と記憶の仕組み など

第3章 脳のMRI画像がすべてを語る
    脳の酸素消費と血液供給のメカニズム
    ヒトの脳は進化に無関係に発達した能力も備わっている
    脳が喜ばないターゲットなき知識の詰めこみ
    テーマをもたなければ脳のなかでの情報探しが甘くなってしまう など

第4章 「脳トレ」実験より過去を振り返ることが大事
    過去を振り返ることの意味
    どう自分が変われるかということを考えながら生きていく
    背骨のなかでゾクゾクッとするようなものが本物 など

第5章 この実験で絶対ボケない
    脳は体験を記憶しやすい
    成功体験を忘れろという共通の教訓
    左脳は非常に理詰めで、経験に依存しやすい など

第6章 発想の転換ができる脳は成長する
    日本の一番弱いところが一番強くなり得る
    自分の内部から発するかすかな声に耳を傾ける
    自分の志向を尊重しなければ、前に進めない など

第7章 プライドの復活に挑む脳は強くなる
    バイアスやプレッシャーに弱い脳
    日本人としてのプライドの有無が子供たちの将来を大きく左右する など

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2010年8月 2日 (月)

渡部昇一先生の迂回脳の使い方-創り上げた脳を何に使うか?

------エリートが目指した人工衛星脳と人間学が目指す迂回脳の大きな違い----

知の巨人と言われる渡部昇一先生との対談が実現して
一冊の共著『絶対「ボケない脳」を作る7つの実験』加藤俊徳・渡部昇一著
(出版:李白社、発行:フォレスト出版、1470円)

が出来上がってきました。

改めて人間の持つ知性を考える時、アタマがいいとは何なのか?
を考えてみると明確な答えがこの一冊にはあると思います。

エリートと呼ばれる東大脳や高学歴を身につけるためには
確かに、20歳までに一定の学業を習得しなければなりません。

ところが、MRIで脳を鑑定すると脳の成人式は
20歳ではないことが明らかです。

すなわち、20歳までに身につけた勉学のカリキュラムが
アマタのよさを表すかどうかは大きな疑問があります。

実際に、エリートの中には、かなりの数
私自身が「人工衛星脳」と名づけている脳タイプがいます。
いや、むしろ現代教育は「迂回脳」ではなく「人工衛星脳」に
向かっているとさえ警告したいと思います。

「人工衛星脳」とは、実際の人工衛星のごとく軌道が予め
はっきりして予測できる脳の使い方だという意味です。

かつて優秀な成績を残して高学歴をほしいままにしてきた人ほど、
プライドが高く、それなりの態度や考え方を人に示したくなるものです。

ところが、その思考範囲は見方を変えると予測の範囲であることが
多々あります。
その理由は、貯めた知識や言葉に振り回されるからです。
この傾向は、左脳にある言語系脳番地が優位な人に
しばしば見られます。

すなわち、自分は「迂回脳」を使っていると思っていたら、
実は、「人工衛星脳」の使い方だったということがあるわけです。

「人工衛星脳」から「迂回脳」へシフトするには
相当な努力が必要ですが、人間学への探求と実践が
それを可能してくれると考えています。

「人工衛星脳」については、また別の機会に譲るとして、
『絶対「ボケない脳」を作る7つの実験』では、
読み返してみるとジェットコースターに乗っているような
渡部昇一先生との面白いまでに話題が迂回する展開を味わうことが出来ます。

◎今回、書籍購入者には、無料でDr.KATOが企業研修で教えている
リーダーの判断力、決断力についての講義録音ファイルが無料で入手できます。

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