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2009年4月27日 (月)

創刊「60秒の脳科学~脳番地のトリセツ(取扱説明書)~」

 
┏【第1号】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2009/04/27┓

【1】 創刊「60秒の脳科学~脳番地のトリセツ(取扱説明書)~
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【2】 Dr.KATOの週刊エピソード
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【3】 お知らせ
    新・有料 脳番地トレーニング講座(メール版)
    創刊『子ども力~成長する脳番地の秘訣~』
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 1  創刊「60秒の脳科学~脳番地のトリセツ(取扱説明書)~」
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 「60秒で解説!本当に脳に効く本とグッズの選び方」を
 ご愛読いただきまして誠にありがとうございました。

 本日よりタイトルをリニューアルいたしました。
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  60秒の脳科学 ~脳番地のトリセツ(取扱説明書)~
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 これまで以上に、皆様の役に立つ「脳科学情報」を充実いたします。

 ◇記事の内容
 ・脳に関する耳より記事
 ・脳番地の成長と老化防止のワンポイントアドバイス
 ・本やグッズの紹介
 ・最新の研究情報
 ・Dr.KATOの講演で語られたメッセージやアドバイス等

 ◇配信
  第1月曜・第3月曜

 20代から100歳まで読める、大人のための脳番地の取扱説明書です。
 今後ともよろしくお願いいたします。
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┃脳番地のトリセツ

 早いもので4月も最終週を迎えました。
 今週末からは、ゴールデン・ウィークが始まります。

 昨年からの不景気を引きずって、今年のゴールデンウィークの過ごし方は
 例年よりも、家で過ごす人が多いという予想がたっています。

 会社によっては、GWを利用して、月の半分以上を休みにして、
 経営を持ちこたえようとしているところもあるようです。

 休みの使い方も、レジャーに使うというよりも、
 資格をとったり、英語の勉強に充てたりと、
 仕事に関するスキルアップに時間を使う傾向が増えているということで、
 かなり不景気のあおりを受けている世情が見てとれます。

 ところが今のレジャー状況を見てみると、なんと去年よりも遊びやすい!

 高速道路料金は1000円に値下げされましたし、
 去年は燃油代高騰で恐ろしいほど高くついていた飛行機の燃油サーチャージも
 今年はうってかわって値下げされました。

 まわりがこれだけ不景気の空気感を漂わせていると、
 遊びに時間を使うことに、何だか悪いことをしているような罪悪感を
 覚える人もいるのではないでしょうか。

 しかし脳番地から見てみると、リフレッシュの時間というのは
 非常に大切です。

 脳の神経細胞の活性化には、絶対に酸素が必要です。
 逆に言うと、酸素の供給が少なければ、脳番地が低酸素になって
 ストレス負荷がかかります。

 脳番地も働きづめになると、酸素の供給にあくせくします。
 酸素は血液によって運ばれますので、血管が休む暇がありません。

 だから、同じ脳番地を集中的にずーっと使っていると、
 非常に疲労感がたまるのです。
 こういう場合の疲労感は、寝ても寝ても疲れが取れた気がしません。

 そんなときは、リフレッシュして、いつもとは違う脳番地を使うことが
 疲労感を取るのに最適です。

 4月から新たな年度がスタートし、
 慣れない仕事や生活を始めた人の多くは、脳番地が疲れはじめています。
 5月病になる前に、ぜひGWを利用して脳番地リフレッシュをしてください。

 脳番地リフレッシュの一番簡単な方法は、異空間へ脳番地を運ぶことです。
 行ったことのない国や街、山や海の自然の中など、
 いつもとは違う空間へ脳番地を置いてみてください。

 いつもと違う空間には、いつもと違う情報があふれていて、
 いつもと違う脳番地を使うことができます。
 違う脳番地を使っている間は、いつもの定番脳番地がリラックスできます。
 
 今年のGWは、寝るよりも、異空間へ脳番地を運ぶ―。
 くれぐれも、豚インフルエンザにはご注意を。

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┃脳番地の取扱いキーワード

 「脳番地を異空間でリフレッシュさせる!」

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 2  Dr.KATOの週刊エピソード
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 土曜日には、旧制長岡中学・長岡高校 東京同窓会が、
 グランドプリンスホテル新高輪で開かれ久しぶりに参加してきました。
 総勢 約500名の会員が、毎年この時期に集まります。

 古い先輩には、詩人の堀口大学がおり、
 長岡高校の第二校歌を作詞しています。

 毎年、幹事の学年が決まっており、今年の学年は、高校在学当時
 甲子園出場を果たした年で、話題の出し物は当時の映像と
 高校野球の再現でした。

 また、NHKでは、「直江兼続」が放映されており、
 話題に事欠かない楽しいものでした。

 私にとっての高校3年間は、スポーツに熱中し体を鍛えることに夢中だった
 中学時代から、「脳」を目指すために、学問と苦闘し始めた時期でした。

 この体から脳への移行期では、極力目立たないように努めて、あっという間の
 3年間でした。気がついてみたら、浪人生活が始まり、東京の予備校に
 通っていたのでした。

 しかし、この体から脳への移行期がなければ、
 現在のヒトの脳を科学する技術と新しい脳の見方としての「脳番地論」
 が生まれて来なかったことも事実で、
 高校の同窓会は、これからのわが道を再確認する意味でも
 有意義なものでした。

 大学では6年間も同じ校舎で学び、大学卒業後、米国ミネソタ大学でも
 6年間同じ研究室の通っていました。しかし、なぜか、苦悩し格闘していた
 高校3年間に、今より愛着が沸き起こるのは、脳のメカニズムなのだろうか?

 少なくとも、高校時代に話をしたことのない同窓生と、すんなり
  仲良くなれることは確かな事実です。

  来年の幹事は、われわれの学年ですが、
 どんな会になるか、楽しみです。

 ┏◇Dr. Kato R25記事掲載◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃
 ┃「R25」(リクルート)2009.4.15 No.234 p24~25
 ┃ 
 ┃Dr.KATOインタビュー
 ┃「ひらめきはどうして生まれる!?
 ┃ 第六感を導き出す脳の6不思議とは!?」
 ┃
 ┃※駅やコンビニなどで配布されています(無料)
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 3  お知らせ
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  新・有料 脳番地トレーニング講座(メール版)創刊のお知らせ           
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  『子ども力~成長する脳番地の秘訣~』
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  配信:第2,第4月曜(5月より)
  費用:月額840円(税込)
  内容:子どもの脳の成長をテーマに、家庭や教育の場で
     役に立つ脳情報や考え方をご紹介します。
     Dr.KATOが読者からの質問に回答するコーナーもあります。
 
   ◇新規ご登録:ご購読は3ヵ月・6ヵ月・12ヵ月からお選びください。
   http://www.nonogakko.com/information/mailmag.html

   ※『真剣に脳を学ぶ人の週刊サイエンス・レビュー』
    を登録されている方は、新規ご登録の必要はございません。

Kodomoryoku
  

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2009年4月14日 (火)

日記を活用した脳番地トレーニング「脳番地日記」

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 1  今日のお薦め
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 「脳の本がありすぎて、どれを読んだらいいのか分からない」
 「○○脳って、最近よく聞くけど、そもそも本当なの?」
 皆様からお寄せいただく、そんな疑問にお答えします。

 話題の脳グッズや新著のご紹介や、名著と言われる書籍のご紹介に加え、
 Dr.KATOからのコメントを掲載いたします。

 本当の「脳」サイエンスの視点から、
 皆様の生活に役立つ情報を、社会から抽出することを目指します。
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              今日のお薦め
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             脳番地を鍛える
         ~第6章 脳番地トレーニング~
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           著者:加藤俊徳
           発行:角川SSC新書(2008年)
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 毎日暖かい日が続き、東京では桜が散り始めました。
 今年も新たな気分でスタートしたいあなたへ、
 Dr.KATOの本で紹介されている脳番地トレーニングの
 誰でもできる具体的なトレーニング方法についてお教えします。

 
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┃脳に効くポイント
 
 以前にも紹介したDr.KATOの著書「脳番地を鍛える」は、
 第1章から第5章まで脳番地とは何か、そしてどうやって育てるかという
 内容が渾身のタッチで記されています。
 
 しかし実際に反響が多かったのは、
 第6章の「脳番地トレーニング」について。

 ここにはトレーニングの意味や、基本ルールが書いてあり、
 最後に13の具体例がのっています。

 その中で、最も多くの人が興味と恐怖を持っている「記憶」の
 項目について、具体的な実践方法と、そのサポートサービスを
 本日から開始しましたのでご紹介します。

 本書によれば、「記憶」は多くの機能ルートを持っていて、
 思いだし方ひとつにしても、強化される脳番地が違います。

 その中でも、特に私たちの多くが年を取って衰えてしまう能力が
 「プランして、結果を振り返る」ということにまつわる記憶力です。

 記憶と言うと、多くの人は学生時代にやったような暗記を思い浮かべます。
 ものが覚えられなくなったり、パッと知っていることを思い出せないと
 「記憶力が落ちた」と思う人が多いようです。
 
 しかし実際には、50代以降で単語帳を丸暗記する必要はなく、
 記憶力の低下というのは、
 覚える・思い出すという単純な場面で困るというより、
 日常生活の活動性を落としてしまうということにあります。

 日常の活動性が落ちると、一気に脳全体の活動性が低下します。
 その状態が慢性化すれば、当然、ボケにつながっていきます。

 記憶力の低下が、どうして日常の活動性に関わるのか?
 そして、その記憶力を一段とアップさせる方法をDr.KATOがご紹介します。


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┃Dr.KATOに聞く!

 私がおすすめする「大人のための」記憶力アップ法の1つは
 「脳番地日記」を書くことです。

 記憶力というのは、年をとればとるほど、
 行動の精度に影響してくると私は考えています。

 40歳を過ぎると、
 記憶のために記憶するという行為よりも、
 何か実現したり、成し遂げるための行動を支える記憶というのが
 重要です。

 そして社会や自然などの世の中の事象と、
 自分の行為の連続性やストーリーを
 つじつまが合うようにすることが、
 社会の中で生き、成功する秘訣でしょう。

 社会の中で生きている人は、たとえ80歳や90歳を過ぎても
 元気でピンピンしています。

 量子力学は物理の1つですが、
 私は「漁師力学」が記憶力をアップさせる方法だと信じています。

 漁師は前日に網をかけて、翌日、その網を引き揚げます。
 そしてその網に、獲物がどれだけかかったか目の当たりにします。

 この行為はまさに「仮説と実証」であり、サイエンスです。
 そして、これを毎日毎日繰り返すのが、
 高齢になっても元気な漁師さんの秘訣に違いありません。

 つまり、海という大自然と、網をかける自分の行為に
 つじつまが合えば大漁、あわなければ収入を得られないことになります。

 毎日状況が変わる中で、
 「イワシを1トン収穫したい」という未来の目標のプランニングと、
 「あの時はこうだった」「この場所はどうだった」という過去の経験の
 参照には、非常に記憶が作用するのです。

 そこで、この漁師の体験を、漁師でなくても体験できる工夫をしたのが
 私がお勧めする最先端脳科学を駆使して開発した「脳番地日記」です。
 
 ポイントは、
 「目標に基づいて前日に計画を立てて、翌日実行する」だけでOKです。
 これを日記につけることで、さらに脳番地が強化されるのです。

 それだけ?と思うかもしれませんが、
 私たちの生活の中で、目標を遂げるための計画と検証を
 どれだけできているでしょうか?

 私のところにくる質問で、もっとも多いのが
 「脳を鍛えるために、何をすればいいですか?」というものですが、
 私は迷わず日記をつけなさい、と言います。

 普段日記をつけている人でも、つけていない人でも
 「漁師力学」の観点から日記を見直してみてください。
 
 もしも自分でやるのは不安、という人がいるなら、
 脳の学校が「脳番地日記」をサポートしています。

 私が監修した日記帳に沿って、1日15分程度、記入するだけで
 2週間ほどの脳番地日記のトライアルをしてみてください。

 もし脳の学校に送り返してくれれば、
 日記を分析して、あなたの脳番地の活動分析と、
 トレーニングのアドバイスを行っています。

 ぜひ、日常生活で「漁師力学」を体得してください。

 ●日記を活用した脳番地トレーニング「脳番地日記
 http://www.nonogakko.com/indiv/diary.html

Nikki2

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