« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年5月31日 (木)

光、酸素、波、それは、脳

今週の社長のひとこと------------------------------------

光の中には、目に見える光と、目に見えない光があります。

 

青色発光ダイオードで有名な青い光や赤外線カメラの赤い光は、

目に見えます。

 

赤外線よりすこし赤みが消えて、人体にやさしい光、それが

近赤外光です。

  

脳の働きには、目に見える働きと目に見えない働きがあります。

 

目に見える脳の働きは、体を動かしたり、会話したりする状況で

確認できます。

 

目に見えない脳の働きは、複雑な思考や創造力だけでなく、

光や電磁波や環境音など、脳にいつ到達してどのように作用している

のか不透明な作用です。

 

しかし、近赤外光を使うことで、目に見えない脳の働きも

見える化することができるようになりました。

 

私が、体験した1991年夏の出来事からです。

 

近赤外光が頭皮上から、脳に達して、反射して戻ってくる光を

脳の働きとして分析すると、見えない脳の働きが、

目の前で、見える化できたのです。

 

1991年の奇跡です。

 

あれから、不徳を省みず私は、この奇跡にふさわしい人物たらんと

近赤外光の脳機能計測法を、さらに深めてきました。

 

そこで、出会ったキーワードが酸素と波でした。

  

2001年米国在住時の奇跡です。

   

当時は、まだ、光と酸素と波がどのように、なぜ、脳で結合しているのか?

雲を掴むような段階でした。

    

しかし、2005年その深い意義が徐々にわかってきました。 

  

そして 次の深い目標を実現すべく、株式会社脳の学校(KATOBRAIN Co.,Ltd.)

を創業しました。

 

6月1日は、第1回創業記念日です。

  

なぜ、1度ならず、2度も3度も、自己の能力以上の発見が、身の回りに

起きたのか?

 

脳の学校が答えを持っています。

  

脳は、国境を越え、宗教を越え、争いを越えて共通のキーワードです。

  

脳は体験してこそ、大切に思えるものです。

この6月24日から、毎月、脳を体験してわかるセミナーを開催します。

  

是非、ご参加ください。

---------------------------------------------------------- 

Photo_7

Photo_8

| | コメント (0)

2007年5月 8日 (火)

なぜ、うちのネコはかわいい?

今週の社長のひとごと----------------------------------

連休中、新潟の平野は、田植えシーズンでした。

数々の棚田みても、なぜか、うちの田んぼの苗が、かわいい!

 

稲の苗をじっとみても、隣の田んぼの苗となんら変わらない

コシヒカリの苗です。

 

しかし、なぜか、自分の田んぼに植えたコシヒカリの苗は、

かわいくおもう。

 

小児科医になってから、自分の子どもと他人様の子どもを区別して見るような

私情は、一切捨てたつもりでやってきました。

 

しかし、ひとのこころには、自分のテレトリーに入ったものごとを、いとおしく

思う性質があるのかも知れない。

 

例えば、その辺にいた野良ネコにエサをあげて、何日か世話した挙句に

飼い始めると、これはもう野良ネコ君とはいわず、しっかり名前をつけて、

かわいがってしまうのが常でしょう。

 

朱鷺のいる佐渡弥彦国定公園内にある我が家のまわりは、

超自然に溢れています。

  

連休中には、久しぶりにタヌキに遭遇しました。

方々の動物園で、タヌキは数々見たはずなのに、

なぜか、先日遭遇したタヌキがかわいいと感じてします。

 

これは、ひょっとしたら、もうタヌキに化かされてしまったのかも

しれない。

  

生まれ故郷のタヌキを、動物園のタヌキよりかわいく思えるのは、なぜだろう。

その深層心理の解読は、二の次にして、

このように自分が関わったことは、愛着が生まれることが明らかです。

 

しかし、この愛着を超えないとサイエンスは、失敗することがあります。

脳の計測で、社長も失敗体験があります。

 

6年間も毎日米国で、fMRIという脳機能イメージングにかかわり愛着が湧いていました。

そうすると、この技術が、静脈性下水道効果を見ていて、実は、脳ではなく、

脳の外の反応を見ていることに気がついても、

しばらく、脱出することができませんでした。

  

もちろん、これで、研究費をとったら、途中で、誤診するfMRIを使うのは、誤りだと

思っても、てっとりばやく手を染めてしまいます。これが、連鎖を生みます。

 

とりあえず少数意見のものしか分らない、気がついていないだろうと。

しかし、この考えは、すでに、サイエンスではないのです。

 

うちのネコがかわいい気持ちに打ち勝つ精神でなければ、

いい脳研究はできないとこころに命じて、やっています。 

 

確かに、失敗は成功の元!

 

fMRIの静脈性下水道効果を見抜いたら、酸素がNIRSから見えてきて、

酸素交換波動方程式を完成し、COE計測法を確立できました。

  

1991年、自分の発したメッセージで光脳機能イメージングが時流となり、

それでも、自分のネコをかわいがらず、

ようやく、10年以上かかり、COEの完成にたどり着きました。

 

今となっては、その研究成果より、

ネコを思いやるこころ、ネコを離れるこころの2つを体験したことの方が、

大いなる財産かもしれません。

---------------------------------------------------------

#6月からCOEの脳の学校セミナー第2期を実施します。参加募集中!

http://www.nonogakko.com/information/seminar.html

 

| | コメント (0)

連休明けの脳活性化?

今週の社長のひとごと------------------------------------------

大型連休も終わり、昨日は、仕事をしていてもなんとなく

脳みその回りが悪い気がしました。今日は、久々にブログが書ける状態に

回復しています。

 

脳は、非常に、休息に敏感だと思いますね。

普段、過剰に酸素を使って、仕事の上に、さらに仕事をさせられていた

脳番地も、しばらく休めば、ストレスを感じずに仕事が開始できます。

 

しかし、仕事の初日、なんとなくけだるさを感じる人も少なくないのではないでしょうか。

この初日と2日目を脳血流を指標にして、NIRSやfMRIで検査すると、

初日は、脳血流が上昇して、「活性化」だ。流石に、休息の効果あり。

二日目は、脳もなれて、省エネで、さほで脳は活性化しない。

といいう結果予測ができます。

 

でも、この結果予測は、計測法による間違いです。

2日目の脳状態の方が、効率よく酸素を使えるようになっているでしょう。

 

同じような間違いは、簡単な問題ほど脳を活性化しているように

検出してしまう脳機能イメージングにも起こります。

 

その理由は、初日は、うまく脳みそがまわらず、

脳に血が上り、血圧を上げやすくなります。簡単な問題は、酸素を使うより

脳の血圧を非効率に上げてしまいがちだからです。

 

神経の酸素使用効率が悪い状態を、脳の活性化だと

診断してしまうのが、従来型の脳機能イメージングです。

 

供給された脳血流が、どのぐらい神経に有効利用されたかを見ることができなかったからです。 

fMRIでは、脳血流が上がって、血圧が上がり、

酸素使用効率が悪いほど、信号が強く出ます。

 

静脈性下水道効果をfMRIが、検出しているためです。

すなわち、酸素効率のわるい脳状態のために、

うまく脳が、活性化してくれないために脳血流計測では、

脳機能誤診が起こります。

 

そこで、NIRSから進化したCOEで酸素脳イメージングでこれを見てみると、

酸素効率の悪い脳状態か、酸素効率のよい、脳活性がスムースに行われているか

スッキリ、解決できます。

簡単な問題は、酸素をあまり使わないので、酸素が素通してしまい、

fMRIでも、PETでも、NIRSでも、あやまって、脳を使っているように見えます。

 

エネルギー消費効率が悪いのに、脳活性と誤診されたり、

酸素を使っていないのに、脳活性と誤診されたり、

脳血流さんも大変な思いをしていると思います。

しかし、脳血流さんにも限界があるのです。

 

脳の血液は、動脈にも、静脈にも、酸素を交換する毛細血管にも流れるわけです。

脳機能は、酸素脳さんに任せてほしいわけですね。

  

誤診は誰にもあるものですが、

連休明けのボケを脳活性化と自覚している人は少ないでしょうから、

このような脳科学もたいした脳価格をつけられないかもしれません。

  

最近は、COEで酸素をみて個人の能力を評価しています。

しかし、下水道性静脈効果をみているfMRIでは、個人の能力も

逆評価しかねません。

  

静脈は、脳外ですから、脳外機能イメージングで

個人の能力を評価されたらたまりませんね。

 

お互い、注意しあって、脳科学者の脳をはやく覚醒させたいものです。

------------------------------------------------------

| | コメント (0)

« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »