« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »

2007年2月28日 (水)

タミフルの副作用かインフルエンザ脳症か?外見の異常行動では区別しにくい

今週の社長のひとこと-----------------------------------

緊急にブログに「タミフルの危険な香り」について記述した後、

やっぱり、同じような事件が起こりました。

 

インフルエンザ脳症では、その影響が、どのぐらい脳に継続するか?

ご存知ですか?

例えば、インフルエンザ脳症に罹患して、病院に30日入院し、退院

したとします。脳は、既に回復して、脳の中では何も起こっていないと

考えていますか?

 

それは、間違いです。

多くの場合、数ヶ月長い場合は、半年、1年と脳の形は変わり続けます。

  

これを、小児科の外来診察で、どんな優秀な心眼をもった医師がみても、

脳の形の変化を、脳のMRIを見ないで、フリーハンドで書くことはできないでしょう。

   

なぜなら、脳写真を見ないと分らないからです。

実は、外見から判断できる脳の病状は、そんなに多くはありません。

脳のMRIの感度が、外見からみる名医の診察力を超えるようになって

きたからです。

 

ここで、fMRIってすごいねと思ったら、誤りです。fMRIは、ぜんぜん

名医の診察力を超えません。脳の形が、意味することが、名医の

眼力を超える事実があるのです。

 

インフルエンザ脳症でも、回復期と考えられている時期でも、脳の形が

変化していることを認識しなければなりません。

   

タミフルで、異常行動が起こったのか?

インフルエンザ脳症で異常行動が起こったのか?

   

外見から判断された臨床症状として、「異常行動」のパーセンテージを

タミフルとインフルエンザで比較することは、

極端に差がなければ、さほど意味があるとは考えられないのです。

   

すなわち、現段階では、タミフルの副作用とインフルエンザ脳症との鑑別は、

外見からでは困難と考える方が適切に思います。

したがって、行政が放置していい理由もないわけです。

 

ただし、タミフル内服後1時間後の異常行動というのは、

インフルエンザ脳症の発症経過とは、すこし違う可能性があり、

ここには、依然「タミフルの危険な香り」が存在しています。

    

危険な香りとは、タミフルの異常行動、

インフルエンザ脳症の異常行動のなぞを解く鍵は、

香りの脳番地中枢と関係している可能性を直感するからです。

いずれにしても、放置するわけには行かないですね。

脳のMRIを精度よく、タイミングよく撮影して、至急、当社に

ご依頼ください。

----------------------------------------------------

| | コメント (0)

2007年2月22日 (木)

綿羊、鳩、猫、犬、どれも故郷の記憶の中

今週の社長のひとこと----------------------------------------

綿羊、鳩、猫、犬を繋ぐキーワードは、幼少時代、育った家にいた動物です。

最近は、猫といえば、ペットとして大流行です。

 

しかし、田舎にいる猫といえば、その昔は、ネズミ捕りの名人としてその名を

ほしいままにしていた。

 

事実、我が家にも、歴代、黒猫や三毛猫がいた。

名前は、クロ、チョ

チョは、チョ、チョ、チョと呼ぶとやって来たが、クロの方は、結構、

言うことを聞かない。しかし、仕事はきっちりこなしていた。

 

猫のクロがいなくなるとなにやらネズミが出没する相関性も確かなものだった。

 

幼少だったので、ペットとしてかわいがったという記憶より、相棒だった。

しかし、この相棒なかなか気まぐれなのだ。

 

呼べば、気が向くとやってくるのだが、えさを与えるときにしか、なかなか言うことを聞いてくれない。

  

この気まぐれな相棒は、夜寝ているとき、なにやらご活躍のご様子で、1、2度、

ネズミを屋根裏で追いかけている音がした。

  

猫のクロは、時々、数日、姿を消す。

近所のボーイフレンドとランデブーしているのか?

心配をよそに、なかなか帰ってこないこともあった。

  

春になるとこの相棒は、見張っていないと厄介なことをしでかすのだ。

春、ツバメが巣をつくりにやってくる。

玄関の中に垂れ下がった電球のカサの上に作るのだ。

地上からかさまでおおよそ2メートル半ぐらいだろう。

ジャンプ力と着地に自信のあるクロは、1、2度、玄関に出入りする

ツバメを捕まえようとジャンプするのである。

   

これは、動物を含めた家族ゲンカの極致というものだ。

そんなこともあり、学校から帰ると、クロを見張っていなくてはならない

猫との付き合いだった。

ところで、最近、思うのは、クロは、おらのことどう思っていたのだろう?

猫は、相手の気持ちどのぐらい分るのだろう?

 

人間の思い入れが強すぎると、気ままな猫も、いぶかしいのだろうか?

猫の情動系脳番地と人間の情動系脳番地を比較して、脳の働きを

考えるこの頃です。

-----------------------------------------------------------------

| | コメント (0)

2007年2月17日 (土)

脳番地とタミフルの危険な香り

今週の社長のひとこと(緊急)-----------------------------------

タミフルと服用後の異常行動が死に至らしめる可能性が問題になって

います。タミフルと脳との因果関係を早急に調べる必要があります。

 

小児科医でも、専門に開業したり、大学で臨床にたづさわっている医師が

正面から、この問題を論じられない「Conflict of Interest」があります。

 

その理由は、日常患者に、タミフルを処方しているからです。

 

このような状況で、この問題を解決する要点があります。

インフルエンザ脳症の脳画像とタミフル脳症(もし存在すれば、あるいは、おそらく

あるかもしれないだろう現段階)の脳画像の違いをMRIによって検出することです。

 

この違いを検出できる可能性はあります。

インフルエンザ脳症のMRIの経過は、ほぼ把握しているつもりなので、

その経過や病巣の脳番地に違いがあれば、十分に脳科学的に攻略する余地があります。

 

おそらく、動物実験の結果を待つより、(そもそもマウスと人間の脳は、形が異なるので、

人間で事実確認が必要です。)

タミフルによって精神症状と呼ばれる「脳番地症状」を認めたなら、早急にMRIを撮影して

証拠の確認とデータ集積をすべきだと思います。

 

この際にCTは、おそらく映らないでしょう。CTに感度があるような病変ではない段階で、

症状が出現している可能性を疑います。MRIの鑑定にも技術が必要なことは言うまで

もありません。小児科専門医や脳画像診断専門医でも、これを鑑定するには相当な

修練が必要だと直感します。

未知の領域には、脳画像診断の見落としもありえます。

  

当社脳の学校は、優先的に有料の脳画像の鑑定を受け付けることにします。

脳の学校 http://www.nonogakko.com/

これは、一般にも、専門家にも知ってほしいと思います。

再び同じ、過ちを繰返さないために。

---------------------------------------------------------

参考:

http://npojip.org/sokuho/no59-1.html

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/accident_of_child/?1171674441

| | コメント (0)

2007年2月15日 (木)

「脳番地」を育てている巷の脳学者を探す

今週の社長のひとこと-------------------------------------

「脳番地」TM は当社脳の学校のトレードマークです。

いままでに脳科学分野で必要に応じて、新しい日本語あるいは

英語表記を生み出してきました。

その中でもこの「脳番地」には深い意味がこめられています。

 

学生時代は、人の生き方に非情に興味があり、歴史的な人物から

身近な人物まで、その魅力や目指すものをできるだけ学ぼうとしてきました。

しかし、30歳代、脳科学を推進するための脳計測技術に没頭し始めると

人の生き方への興味より、人々が創りあげている脳の形や脳の働きに

興味が集中していた。

 

ところが、MRIによって、脳の形から能力を見分ける脳番地鑑定技術を開発し、

さらには、fMRIやPET,NIRSなどの脳血流計測が持っていた静脈性下水道効果を

脳外反応を脳機能と誤診していた問題点を解決するCOE検査を確立すると、

再び、人間の生き様に興味が起こってきた。

 

その理由は、うすうす気がついていた。

脳の形に能力が映し出されているなら、その人に生き様が、脳の形映し出されている

可能性が高いからである。

 

最近は、人に会うのが楽しみになっている。

昨日も社員に、「巷に「脳番地」を探す脳の勉強と称して、

田島教育グループ代表の田島秀恭氏の講演を拝聴し出かけた。

 

「脳番地」を育てている巷の脳学者を探すとは、生活や仕事の中で、

どこの脳番地をどのように育てているのか?

脳の育て方を人から学ぶことである。

いわば、巷に一流の脳番地の育て方を持っている脳学者を見つけに行くのである。

 

そこで、今回は、学習塾経営者である方が、どのような志で日頃の仕事に取り組んでいるのか?

どのような脳の育て方を教えているのか?興味津々だった。

 

もちろん、誰も「わたしは、この脳番地をこのように鍛えて、こうなりました。

だから、わたしの脳番地のここが、こんなによく育っています。」とは、言わない。

 

田島代表は、率直に「現在までの流れと反省・学んだこと」を

創業からのエピソードを交えて語ってくださった。あっという間の90分だった。

最近は、スピーチにスライドやカラフルな映像を駆使することが多い。

しかし、配布されたA41枚の簡単なシナリオだけで、自己の反省を語られた。

言葉だけで、相手を90分間ひきつけて、納得させるには、通常、肩書きだけでは無理がある。

  

組織の大小に関わらず、そのトップが、自己反省を人前ですることは、

一途の迷いがあるだろうか、それを真摯に語る姿には好感が持てた。

  

どんな人間でも完全な人はいない。

完全な脳の形を見るのは、生きている間にないだろうと予測している。

すべての人間が、未熟な脳番地のまま人生をおえていくことを見てきたからである。

 
こうした脳科学的事実を背景に、教育に関わっている人物が自己の反省を語ることは、意義深いと思う。

いろいろな教育関連会社がある中で、それぞれに教材があり、教育上のウリがあるだろう。

その教育商品の中身を見る前に、企業のトップが育てている脳番地の特徴は、とても重要だと思った。

 

確かに、巷の脳学者の一人であった。帰り道がうれしかった。

--------------------------------------------------------------------------

#MICアントレプナーセミナー http://www.micim.jp/

 

| | コメント (0)

2007年2月 7日 (水)

祖母とまぼろしの天丼

今週の社長のひとこと-------------------------------------------

いつも脳の講演の冒頭で、自己紹介をするときの決まり文句があります。

「北は、北海道、南は九州ではありません!

私の育ったところは、北は、横田めぐみさん、南は蓮池さん、

目の前は、佐渡が見えて、曽我さん

このトライアングルの底辺のほぼ真ん中の海岸線近くです。」

  

年のころなら、さほど変わりません。

当時は、「ジョウハツ」という言葉がつかわれていました。

 

一刻もはやく、解決してほしいものです。

すべては脳からはじまらないことを示す事実の一つが、拉致問題です。

「すべては脳からはじまる」などと他人の脳みそのごとく悠長に構えている場合ではないのです。

 

このトライアングルゾーンに育ち、

「すべては脳からはじまる」と自覚したのは、14歳の夏でした。

以来、脳への底知れない興味にとらわれて、脳を学んできました。

脳を学ぶことは、脳の知識を蓄えることではなく、

脳体験をすることだと分りました。

 

そして、ようやく「脳はすべてを知る」と分ったのは、最近のことです。

自分の脳学体験の中でも重大な進歩でした。

30年経っても変わらない興味は、脳以外に海とスポーツが好きなことぐらいで、

ほかに見当たりません。

 

「すべては脳からはじまる」ことよりもっと大事なことが、

「脳はすべてを知る」です。

私の中にある「脳はすべてを知る」ことの思い出に耽ると、

21年前に他界した祖母が連れて行ってくれた食堂の天丼がよみがえります。

普段気がつかないことでも、自分を支配している記憶があることに気がつくことがあります。

わたしのなかでは、幻の、マボロシの天丼もそのひとつです。

 

34歳の頃は、体も丈夫でなく、風邪がはやると必ず引いていました。

今、医者として子供たちの診察をしているわが身からは、まったく想像できません。

年中の幼稚園にはほとんど行っていません。

幼稚園に通った日数より、病気していた日数のほうが多かったかも知れません。

扁桃腺を腫らして発熱すると、祖母が定期バスで隣町の医者に連れて行ってくれました。

当然一日がかりの大仕事です。

 

その医者帰りの昼過ぎに、「家のものには、黙っていてね。」と

よく祖母が知り合いの食堂に連れて行ってくれました。

その食堂で、祖母がオーダーしてくれるのが、天丼でした。

当時、海岸沿いの新潟に生まれ育った私は、その天丼が、絶品だとは気がつきませんでした。

 

コシヒカリの上に、地元の海で上がった天然の車えび2匹が踊っているだけだったが、

今、思い返すとその味に二度と出会っていません。

 

いつしか、祖母が医者帰りに連れて行ってくれる天丼が、楽しくて、

39度の熱でも子供ながらに、平気になることもありました。

まさに、気は、こころ、病は気からです。

脳の使い方で、発熱も癒すことができるのです。

 

天然の車えびは、もう20年近くも、近海からはほとんど上がらなくなりました。

まぼろしの天丼をもう二度と口にすることはないでしょう。

 

祖母もいない、天然の車えびもいない。

それに、もう自分が医者になってしまったのでは、医者帰りは、不可能です。

 

こうして、脳は経験とともに育ち、その枝ぶりをよくしていく。

脳の枝ぶりの一本一本が、すべてを知っているのだと確信しています。

あなたの「脳の枝ぶり」はどんな枝でしょうか?

脳の記念撮影・アルバムをおすすめします。

-----------------------------------------------------

#「脳の記念撮影・アルバム」のプレゼントについて

http://blog.mag2.com/m/log/0000204461/

| | コメント (0)

« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »