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2006年11月30日 (木)

COE (シーオーイー):酸素の使い方を診断する酸素脳機能イメージング法

今週の社長のひとこと---------------------------------------------------------------

 

 

 

昨日は、横浜で行われた第36回 日本臨床神経生理学会・学術大会で、

 

当社の2つの新しい脳計測技術とその実践例を発表してきました。

 

 

 

 

 

 

 

一つは、従来の重要な問題点を解決した新しい脳機能イメージング法の発表です。

 

 

 

従来の脳機能イメージングの問題点は、「下水道効果」と呼ばれています。

 

 

 

従来のPET,fMRI、NIRSを使った脳機能計測では、

 

CBF(脳血流)の影響、反応を計っていると考えていましたので、

 

酸素を使っていない静脈の下水道効果を排除できませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

2000年代に入り、脳機能イメージングの真偽のほどが問題になってきました。

 

 

 

fMRIに至っては、下水道効果そのものを活脳図として表示し、

 

その下水道効果を足したり、引き算したりして活脳図を作っていました。

 

  

 

 

 

下水道効果は、脳機能ではなく、脳外機能で、いわば、ゴミなのですが

 

ゴミを脳機能と称して表示してきたのです。

 

 

 

ペテンのような活脳図を、進歩の過程として次にすすめなければなりません。

 

   

 

 

 

光活脳図でも、実は、静脈性下水道効果と毛細血管内反応の混在した表示である

 

ことが明らかになりました。

 

   

 

 

 

従来のfMRIを含めたすべての活脳図では、脳における酸素の使い方を

 

表示しているものでなかったので
「それぞれの脳番地がどのように酸素を使っているのか?」 

 

議論したり、脳の使い方を計測するまでには至りませんでした。

 

   

 

 

 

この従来の脳機能イメージングを打開する方策として新しい脳機能

 

イメージング法を、当社は、開発しました。

 

それが、COEです。

 

 
COEは、毛細血管を対象とした酸素脳機能イメージング法です。

 

  

 

COEは、特定の脳番地の酸素動態を感度よく、
電気活動とほぼ同時に計測でき、課題の加算が必要ではないほどになっています。

 

  

 

COEの利点は、一人ひとりの酸素の使い方を診断できることです。

 

もちろん、商品の負荷価値を当社では、COEで評価しているサービスも行っています。

 

 

 

依然、今回の学会でも、無批判にNIRSで酸化型ヘモグロビンの変化を検出して、

 

脳血流と誤表示したり、fMRIでもでたらめな解析が目につきました。

 

    

 

 

 

精神領域への応用でも、脳の1,2箇所を計測すればよいのに、

 

わざわざ多チャンネルの高価な装置を患者様に付けて計測しているグループもありました。

 

 

 

多忙な臨床家は、なかなか装置の原理まで理解しがたく、

 

装置販売会社の御用学者のいいなりの感は否めませんでした。

 

    

 

 

 

脳計測が、誤って使われた場合には、結局、時間が経ち、自己矛盾に陥ることになります。

 

2000年頃、海外では、すでにfMRIの自己矛盾が明らかになってきましたが、

 

  

 

日本の脳機能イメージングは、5年以上遅れていました。

 

   

 

PETやfMRI、NIRSを用いた脳外機能イメージングの下水道効果の先導者らが、

 

自己矛盾に、気がつかないからです。

 

       

 

 

 

しかし、ようやく一般の方々にも、明確に静脈性「下水道効果」の問題点を解決して示せるようになりました。

 

 

 

それが、酸素脳機能イメージング、COEです。

 

  

 

 

 

NIRSを用いた脳機能イメージング法を1991年に発見して以来、

 

下水道効果によるノイズやfMRIによる下水道性活脳図が、

 

無駄な税金を使い、多くの不利益をもたらし、心苦しく感じてきました。

 

   

 

 

 

ようやく、新しい幕開けの感があります。

 

  

 

昨日の発表のもう一つは、

 

 

 

人類の脳の未来についてです。

 

  

 

「人類の脳はどのような方向に向かって成長していくか?」という問題に

 

ひつの回答を示しました。

 

  

 

サルには未発達で、人間の脳で発達しかつ、30-40歳になっても

 

成長し形を変える脳番地が存在することを見つけました。

 

 

 

その3つの脳番地の総称を超脳野(スーパーブレーンエリア)と名づけました。

 

それぞれは、

 

超前頭野(スーパーフロンタルエリア)

 

超側頭野(スーパーテンポラルエリア)

 

超頭頂野(スーパーパリエタルエリア)

 

と命名しました。

 

 

 

酸素の使われ方は、神経細胞の成長や性質に依存している可能性があります。

 

このような観点からも精度の高いCOE計測に対応した頭皮上からの

 

脳区分が必要になってきました。

 

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第36回 日本臨床神経生理学会・学術大会の抄録

 

 脳番地:新しい脳区分とスーパーブレインエリア(超脳野)の発見

加藤俊徳(株式会社脳の学校 脳環境研究部門)

 

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2006年11月25日 (土)

酸素脳トレーニング

今週の社長のひとこと----------------------------------------------

地球上に存在する酸素は、有限か?無限か?

植物は、二酸化炭素を取り込み酸素を生み出す。

人間は、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する。

 

植物と生物活動のバランスがうまく調和され続ければ、地球上の酸素は

無限に存在するかもしれない。

誰にでも分っていることで、いまさら、あらためて講釈をすることでもない。

しかし、植物と生物活動の調和は、誰がどのように保ってくれるのだろう?

神様に願うのか?

 

地球規模で酸素の調和を想像してもなかなかピントこない。

地球の酸素濃度が20%以下になり、ばたばたと道端に人間が倒れこむ現象

をみて初めて、実感するのであろうか?

ただ、そのときには、自分も意識を失っていることだろう。

 

このように、地球の酸素のバランスを神に願わなくとも、体感することができる

方法を見つけた。

その方法が、「酸素脳トレーニング」である。

酸素脳トレーニングの本質は、「酸素の使い方が脳を伸ばす」発見である。

 

もう20年近く、強度の低酸素で脳を障害した人たちの脳をMRIで見続けてきた。

その結果、強度の低酸素は、確かに脳の特定の場所を傷つけることが実感できた。

しかし、一方で、「ごく軽度の低酸素は、脳を成長させる」という新しいドグマが

見えてきた。

 

低酸素障害にさらされた脳は、グリア細胞が活発に働き白質を強くするのである。

すなわち、低酸素は、薬である、脳の良薬にも劇薬にもなるのである。

これから健常人の「酸素脳トレーニング」をしっかり普及する価値がここにある。

 

この12月9日、10日、「脳と生活」という総合テーマで脳の学校 公開研究会を開催する。

酸素脳トレーニングのエッセンスは、生活の中にある。

生活の中で、酸素を使い方を学ぶことが脳の成長には重要だと思う。

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参照: 脳から教育・学習をみる方法について

酸素脳機能イメージングCOEー酸素の使い方が脳を伸ばす

http://www.nonogakko.com/seminar2006.12.html#Anchor-23285

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S.N.さんへのコメント

S.N.さん

率直な実体験をメールして頂きありがとうございます。

脳は、おおよそ120個に区分することができます。

それぞれに働きの異なる脳番地の成熟度が、

子どもの頃は、それぞれ著しく異なっています。

 

例えば、思考系脳番地が成熟していても、記憶系脳番地が未熟であれば、

意識していないときには、思考と記憶が連動して働きにくいのです。

成人したからといって、脳番地の未熟さを

すべて解消できているわけではありません。

  

思考系脳番地と記憶系脳番地の働きの乖離は、多忙で、

多くの仕事を同時こなす人にも少なからず起こります。

 

アルツハイマー病など認知症の初期でも起こります。

最近、記憶力が落ちてきた思う人は、今一度、考えてみてください。

 

昨今の脳ブームは、脳を一塊して捉えて「鍛える」としていますが、

適切ではない思います。

脳番地ごとに、酸素の使い方を育てる必要があります。

  

さらに、冷静に、脳ブームを考え直してみれば、

脳を鍛える前に、「脳はどのように育ち、成熟していくか」を知る必要があります。

 

個々人の脳番地の成長状態や個性は、Dr.Katoが、唯一無二の技術によって

脳画像MRIから鑑定することができます。

    

自分の脳の成長段階を客観的に知って、得意な脳番地を伸ばし、

不得意な脳番地の働きをカバーしていくことが大切だと思います。

  

 脳番地に関しては、ドコモ携帯相iモード「Dr.Katoの脳番地パワーup」も

ご参照ください。

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はやさやさんへ

子供の低酸素脳症が、何故、起こったのか?

何もわからないということは、ほとんど無いと思います。

20年以上前なら、そのような医療側の言動も、「不勉強!」だと一喝されることも

無かったでしょうが、MRI脳画像によって、脳障害の病態は、詳細に分析がおこなわれて

きました。 

すなわち、医学のレベル、基準が既に、そのような段階より進んでいます。

低酸素による脳障害は、胎児期、出生時、乳児期など、その低酸素障害の状況によって、脳病変が異なります。

2歳で動くことができなくとも、思考したり、見聞きすることができる脳番地は、健常な可能性もあります。

是非、詳細に脳分析をされることをお勧めします。

ご相談された医師の方が、十分な脳画像分析の修練を積んでなかったり、

古い医学の知識に依存しているのかもしれません。

再度、慎重なご検討をお願いいたします。

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2006年11月16日 (木)

非侵襲脳機能イメージングの祖師

今週の社長のひとこと--------------------------------------------------------------------------------------

 

どのようなサイエンスであっても、その可能性は、そのサイエンスを扱う科学者の手に

依存して、衰退、あるいは進展していくことは数々の歴史が教えているごとくである。

 

その歴史の中で光で脳計測を志す者がいたならば、唯一知らなければならない人物
それが、フランツ・ガル医師である。

   

ガル医師は、大脳機能局在論の第一発見者であり、提唱者である。
ガル医師と光脳機能計測の関係を論じてみたい。

   

非難と圧力に屈せず「大脳機能局在論」を後世に残したガル医師は、
頭皮上から脳機能局在を想定していました。
頭蓋骨上から「脳番地
TM」を区分した写真が残っています。
当時に時代背景の中で、最大限の選択として大脳機能局在論を骨相学として表現

しようと試みたのです。

   

ガル医師こそが、「非侵襲脳機能イメージングの祖」だと気がつきます。
祖師の時代には、MRIもなく、近赤外光を利用できる背景もなかったので、
人々は、第1発見者の慧眼を理解できなかったのです。
   
しかし、現代は、違います。モーツァルトの死後200年、ガル医師の死後163年の長い

潜伏期を経て、1991年「脳番地TM」に光をさす技術が結実しました。ガル医師の

意志は時を越え、光脳機能計測法となって実現し始めました。

発見は、時に使命を持って、降臨したかのように見えます。
しかし、光と脳計測の展開は、現在までに3期に分けて考えることができます。

  

I)潜伏期: キーワードは、脳
ガル医師から~1980年代の潜伏期では、大脳機能局在論は確実に脳を支配している

ことが分った。NIRSの挑戦としてJobsisは、脳計測を開始した。直進、散乱、拡散光に

よる安静時の脳Hb分布、光CTの試み、脳と筋肉のHb動態観察の試みがあった。

日本独自のNIRS市販機の開発販売も忘れてはならない。

 
このNIRSの挑戦期が生み出した最大の疑問は、光が脳に届くというだけでなく
「本当に光で頭皮から脳実質が計測できるのか?」という単純な問題でした。

 

II)黎明期: キーワードは、ヘモグロビン
潜伏期に終止符を打ち1991年から始まる黎明期は、Katoらによって
「頭皮から光で脳実質機能が他の脳番地と区別して計測できる実証」から始まった。
実証には、脳番地の17番地(視覚野)と10番地(前頭前野)が使われた。
 
受光と発光プローブのペアによって、光機能画素の定義が可能であると分ったので

ある。こうして、潜伏期の重大な問題は、脳機能局在を頭皮上から光で検出すること

で解消された。
   

一言で、「脳番地TM」に光をさす計測法が誕生したのである。

この光脳番地機能計測法は、大脳機能局在論が正しくなければ、成立しない。
同時に、潜伏期研究の方向性に間違いがなかったことを示した。

その後、「脳番地
TM」の脳機能局在を頭皮上から区別する試みが再び盛んになった。
光によって頭皮上から電気信号の検出を試みるEROS計測、光機能画素の数を増や

した計測、活脳図として表示する試みがそれである。

一方、MRIで精度の高い脳写真が得られることを前提に、
NIRSをとりまく他の脳計測手法もさかんに実践された10年間でした。

研究者の多いPETやfMRIといった脳の深部反応も活脳図として表示できる手法は、
すぐに、本当にその計測原理が、脳機能を反映しているのか?という疑問にいたった。

そして他分野からは、研究成果の縦のつながりが見えず消極的な評価で、

疑問視され始めた。NIRSによるデータも活脳図も、技術の不完全さと

生理的機序の不透明さからごみの吹き溜まりの感は否めなかった。

 
局所ヘモグロビン変化の機序への疑問は、光機能画素を定義できた第一発見の段階

必然的に出現した。
 
この問題は、基礎研究でも解決できないまま、血液を利用した脳機能計測分野全体

が、不完全な科学基盤の上に、計測装置や解析ソフトを商品化し、

大量の追試できない論文を並列する状況になった。
 
このNIRSの黎明期が生み出した最大の疑問は、

「なぜ、どのように局所ヘモグロビンが変動するのか?」という単純な問題でした。

   

III) 進展期: キーワードは、酸素(オキシジェン)
黎明期に終止符を打ち2001年から始まる進展期は、Katoによる
「毛細血管内の酸素交換とともに、どのように局所ヘモグロビンが
調節されているのかを示した酸素交換波動方程式の発見」から再び始まることに

なった。
   
脳機能計測の観点が、「ヘモグロビン(Hb)計測から酸素(O
2)計測へ」シフトした。
 

実際に21世紀に入り、脳酸素消費と神経活動の直接的な関連性を示す動物脳での

報告も相次いでいる。Hb量を変化させる目的で、血流が変動しているのではなく、

細胞で酸素が消費されるために、Hbや血流が二次的に変化する生体酸素力学が

展開していることが定式化された。

従来のPET, fMRI、NIRSはすべて、脳血流(CBF)に依存してきた。
 
しかし、COE(脳の酸素交換、Cerebral Oxygen Exchange)に依存してCBFが変動する

と分った。脳機能の指標が、ヘモグロビンから酸素へ、T2*(BOLD)から酸素へ、
RI変化から酸素へと向けられることになった。
 
BOLD-fMRIは、静脈性下水道効果強調画像法であると判明した。
PET、NIRSによる活脳図は、下水道効果そのものであると分ってきた。
 
そして、NIRSだけがCOEを抽出し計測するに適した方法であることが分った。
  
COE方程式は、脳計測の枠組みを超えて、生物が生きるために、
どのような数式に支配されているか?という疑問に一つの答えを示す
「生体酸素力学方程式の誕生」を意味する。
 

生物の酸素を支配する方程式から、宇宙物理学と量子力学が扱うスケールの

中間接点に、生命が存在していると分る。
 

さらに、生命が、実数と虚数の2次元支配を受けている事実を数学的に

垣間見ることができる。

   

進展期に入り下水道効果を使って脳教育や脳鍛錬を叫んでも、
脳外反応を用いた脳論を展開している滑稽さが明確になっている。
この滑稽さは、黎明期にはなかったので、十分な進歩と感じられる。

   

総じて、脳機能研究が、研究者のための研究にならないようわが身を
省みることが必要な段階である。

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脳計測体験してみませんか http://www.nonogakko.com/seminar2006.11.html

COEと下水道効果について http://www.katobrain.com/profile/coe.html

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2006年11月 8日 (水)

なぜ、海は脳を育てるのか?

今週の社長のひとこと---------------------------------------------------------------

今日は、当社発行のメールマガジン 脳科学のススメ「脳の学校だより」

の最新記事の一部をご紹介します。

   

いつも瞳に海が映っている少年が体得した漁師力学を、

都会の生活に役立てていただければと思います。

 

脳科学のススメ「脳の学校だより」
~最先端の脳医学を読んで、明日に生かしましょう~
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□もくじ
■1■Dr.KATOの脳アップグレード ver.6.1
漁師力学の授業-1:なぜ、海は脳を育てるのか?
(授業-1) 遠くに海の音を聞く

■2■短期シリーズ
○○で脳のトレーニング!? 第15回 
芸術の秋 No.5 ~モーツァルトの独創性を超えて~

■3■Dr.Katoの脳の相談室 
「音読のススメ」と「黙読のススメ」信じていいのですか?

■4■お知らせ
★今後のDr.Katoの11・12月講演予定

■5■Dr.KATOの今週の脳アップグレードの一言

===================================================
■1■Dr.KATOの脳アップグレード ver.6.1
脳を本気で鍛えることに燃えている人のための必読メッセージ
です。オンリーワンの最先端脳科学から社会を見てみると、
どのように見えてくるのか?
  
脳医学から考えると何が、アップグレードに必要なことで、
そうでないことなのか? 
すっきりさせていきましょう。
なかなか、脳の鍛練がうまくいかない人は、
これを読んで必勝するための知恵をつけてください。
 
ちょっと知っていれば、避けられる失敗は、脳の鍛練でも同じ
です。心理学からでは見えなかったすべてを脳から考える、
新しい脳医学の見方、考え方、使い方をやさしく、楽しく、
わかりやすく書いていきます。
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漁師力学の授業-1:なぜ、海は脳を育てるのか?
(授業-1) 遠くに海の音を聞く
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○今回のテーマ
(授業-1) 遠くに海の音を聞く

★漁師力学とは?★
漁師力学とは、海に生きる男たちのサイエンスを意味してい
ます。

 

漁師のサイエンスには、机に座って、論文を書くことが
科学だと誤解している研究者に、是非知ってほしいサイエンス
の本質が、そこにあります。

 

漁師は、海面から、魚を捉える技術だけではなく、自然に触れ、
自然の動向を読みきり、自らの命を守りながら、
日々、結果を残していかなければなりません。

 

毎日、どのように魚を捕まえるかと思考実験をして、
実際にそれを試みて、無事に魚を獲らえたことによって
思考実験が、正当であったか?否かを確認しています。

   

海の町に生まれた少年たちは、誰かれとなく
「漁に出る。
海面から、中にいる魚を目指して網をかける。
魚が本当にかかったか・・・
自分の勘を確かめるように、網を引き上げる。
結果が自分の目に写る。」

   
そんな毎日の実証がある、まるで研究者の様な、
父や祖父の漁師姿を見て育ちます。

海面から、中にいる魚たちの動きを読み、網をかけて、
海面に引き上げる。
 
海のサイエンスに育てられた少年の脳と体は、やがて、
漁師力学を体得していきます。

   

海の男たちはシャイなので、論文を書くことはほとんどしませ
ん。ひたすら結果を残すための思考実験と実験を繰り返します。
結果は、その日か、あくる朝の網の引き上げで判明します。

    

この漁師力学は、まだ文章化されていない、あるいは、
方程式化されていないサイエンスの宝庫です。

   
さらに、海の男たちの思考方法には、その生い立ちから、
一人前の漁師力学を身につけるまでの過程は、
脳のサイエンスの宝庫でもあります。

   

★朝、遠くに海の音を聞く★
朝、まだ床の中で、遠くに海の音を聞いたことがありますか?

では、遠くに海の音が聞こえた日の天候は、どうでしたか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・be continue

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メルマガ登録サイト: http://katobrain.kir.jp/public1_html/magagine.html

Hiroshihikaru

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2006年11月 6日 (月)

漁師力学から生体酸素力学へ

今週の社長のひとこと-------------------------------------------------------------------------------

量子力学の波動方程式の欠点は、宇宙物理学の式を説明できないことである。
宇宙物理学の欠点は、量子力学の式を説明できないことである。
量子力学と宇宙物理学の両者の欠点は、容易に人間が確認できないことである。

漁師力学の利点は、容易に確認が取れることである。
漁師力学の体現者は、論文を書かないので、以心伝承の心得によって他のものに体得される。

漁師力学の経験から、

ニュートン力学が扱う大きさでも、量子力学の対象にする大きさでもない2つの力学が
扱う中間のサイズである10マイナス10乗のサイズの酸素分子の生体内の挙動を説明する、

いわば「生体酸素力学方程式」を発見した。

この式の意味するところは、量子力学と宇宙物理学の接点が、
酸素を消費する生物の細胞と毛細血管内の赤血球との間に表現されていたということである。

かくして、

人間は、量子力学にも宇宙物理学にも支配される生体酸素力学によって
成り立っていると説明できる。

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2006年11月 2日 (木)

漁師のサイエンス ~海面から、魚を捉える技術~

今週の社長のひとこと---------------------------------------------------------------------

みなさんは、海に生きる男たちのサイエンスをご存知でしょうか?

海の町に生まれた少年は、
「漁に出る。
海面から、中にいる魚を目指して網をかける。
魚が本当にかかったか・・・
自分の勘を確かめるように、網を引き上げる。
結果が自分の目に写る。」
そんな毎日の実証がある、まるでサイエンスの様な、祖父の漁師姿を見て育ちました。

海面から、中にいる魚たちの動きを読み、網をかけて、海面に引き上げる。
まさに漁師たちの網は、海面から、深く暗い海の中に、光を射して覗くのと同じような効果があります。

海のサイエンスに育てられた少年は、やがて、脳のサイエンスを育て始めました。
少年は海に光を射して魚を捉えたように、
頭の表面から、深く暗い脳の中に光を射して、脳の中の働きを捉える新しい原理と技術を発見しました。

魚網は、海流ではなく、海流にのった「魚」を捕まえます。
脳に光を射す技術も、実は、脳血流ではなく、「血流にのった魚」を捉えていました。

「脳の中の魚」は、一体、何なのか?
その正体と、「脳を泳ぐ魚」を的確に捉える技術について講義があります。体験もできます。

みなさんも、脳に光を射す“漁師”を体験してみませんか?

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11月26日 「脳計測体験セミナー in Osaka ~NIRSからCOEへ 光をさして見えたものは・・?~」
→ご案内はこちら 
http://www.nonogakko.com/seminar2006.11.html

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