礼儀正しさと日本ハムの優勝
今週の社長のひとこと--------------------------------------------------------
今年の日本シリーズは、日本ハムが中日を破り優勝しました。
とりわけ日本ハムのファンではありませんが、シリーズを見てる間に、
応援したくなってきました。
その理由は、勝っても礼儀正しさが、監督からヒーローの選手にも
浸透していて、これは日頃の心がけから来ていると感じたからです。
日本シリーズ第5戦、優勝の決まったヒルマン監督とMVPの稲葉選手の
深々と敬礼するその物腰と選んだ言葉の一つひとつには、好感が持てました。
多くのプロ選手は、リップサービスのように観客に感謝の言葉を向けます。
しかし、着飾った言葉を人の脳は見分ける能力があります。
今回の日本ハムのチームは、違っていました。
このような礼儀正しさは、多くの観客にプロとしての身だしなみを行動で
示してくださいました。
多くの勝者は、勝った後に、隙ができるものですが、日本ハムのチームに
それは感じられませんでした。
中日もセリーグを制したのですから、決して悪いチームではないでしょう。
しかし、若い選手の多い日本ハムの方が、礼儀正しいというのは、より未来への希望を
感じさせてくれます。
このようなチームなら、毎年優勝して、プロとして技術だけでなく、その物腰の
礼儀正しさをも同時に示していただきたいと思います。
私たち脳のプロも、科学者としての礼儀正しさとは何か?
深く考えさせられました。
新庄選手の涙にも、なぜか一緒に、涙が出ました。
新庄選手は、優勝翌日のスポーツ紙のインタビューで、
体のトレーニングはもうやらなくていいので、今度は
頭のトレーニングをすると答えておられました。
体をトレーニングすることこそ、脳のトレーニングになっていたとおもいます。
汗を流さないで、どうして本当の脳のトレーニングができるのでしょうか。
おそらく新庄選手の言葉の意味は、
「今度は、体をトレーニングしても鍛えられなかった脳の場所をトレーニングすることに挑戦したい!」
そういうことだと思います。
体をトレーニングしてきた時間の長さや深さは到底及びませんが、
14歳の夏、新庄選手と同じ感覚を持ち、
脳をトレーニングする道を私も選んで、今があります。
今年の夏の甲子園を思い出させるほどの、好感をこの日本シリーズの日本ハムの
姿から感じました。ありがとうございました。
新庄選手、頭をトレーニングする技術ならいつでもアドバイスさせていただきます。
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