「フォース」が見える脳
今週の社長のひとこと----------------------------------------------
長い間、「フォース」を自分でも、見ることができないかと苦心してきた。
数年前に、ようやく「フォース」見るための方法を考案して、
ついに決定的な実証にこぎつけた。
それまで、「フォース」が存在することさえ学術分野では怪しい状況が続いてきた。
一旦、「フォース」が確かなものだとわかると、「フォース」は確かに存在し、
おそらく酸素を使っている生きている生物にとって
もっとも重要な現象だと認識するようになった。
「フォース」は、数式でも現象を記述することができた。
それまで、「フォース」を見ることを邪魔する勢力と流れがあった。
なぜなら、「フォース」が見えると困るからである。
人間にとって、「フォース」は、必要なのか?必要でないのか?
全くどうでもいいと思う人もいるだろう。
しかし、この「フォース」がなければ、脳は生きていないに等しいだろう。
この実話は、映画「スター・ウォーズ」で登場する架空の能力の話ではない。
脳の中の「FORCE」を光で見た実際の話である。
「スター・ウォーズ」では、ウィキペデイアによれば、「未来を予知する力、
他人の心を操る力、視覚に頼らず周囲を感知する力、触れずに物を動かす力、
人の心を操る力、自分の考えを相手に送るなど」が含まれるようだ。
(株)脳の学校が開発した「フォース」を見る技術によって初めて見ることができる
「フォース」の話である。
「フォース(FORCE)」の正式名は、Fast Oxygen Response in Capillary Eventの
頭文字を取った略称である。
日本語に訳すと、毛細血管内高速酸素反応と言える。
毛細血管内高速酸素反応とは、何かといえば、(組織の細胞の隅々まで生物が酸素を
運んで届けるために髪の毛ほどの細い毛細血管が伸びている)細胞へ酸素を渡す際に
起こる毛細血管内の酸素が減る現象である。
細胞の活動に対応して、この酸素が減る現象は、酸素を運ぶためだけの役割である
太い動脈や静脈には起こらない。
この微細なフォース効果を見たのである。
フォースは、脳に血が上って、血液を増えたからといって見えるものではない。
そのために、歴代の脳計測法は、すべて失敗してきた。
フォース効果が見えなかった理由は、歴史的に明らかである。
1)酸素に色がついていないので、その移動現象が見えない。
2)酸素はナノメートルより小さいので、肉眼では見えない。
3)赤血球が運ぶ酸素の移動現象を見る技術がなかった。
4)血球の流れ、すなわち、血流だけに注目がされてきた。
5)近年では、PET,fMRI,NIRSなど、静脈の下水道効果を脳機能として、
誤って記述する脳外機能イメージングが流布した。(ブログにも以前書いた)
6)フォースではなく血液が増えただけのWatering-the-garden effect
すなわち、水をまいたようなウォータリング効果を脳反応の本質だと誤ってみなしてきたからである。
7)本質を見誤った研究者は、なかなかその場所から立ち去ることができなくなる。
(しがらみ、利害、自己執着など)ことなどがあげられる。
しかし、常識的に考えれば、上記のような疑問を持つこともなく、
酸素の移動を頭皮上からNIRS(近赤外分光法)を使って酸素の動きを見るために、
無数の動脈や静脈を排除できるとは、誰も考え付かなかったのである。
1991年に自ら発見したNIRSで脳機能を画像化してみる原理は、
このFORCEを見ることなしで完成するとは思えなかった。
ついに、それが、COE(脳酸素交換機能マッピング)検査法として完成したのである。
「フォース」を見る不可能を可能にしたという点では、確かに、未来を予知する力、
視覚に頼らず深部の現象を感知する力、
人の心を操る力ではなく、一時的にでも自分の心と脳を操る力,
自分の考えを相手に送る力ではなく、自然の力を現実に表現する力
を用いなければ、「フォース」を見ることはできなかっただろう。
「スター・ウォーズ」のフォースには取り上げられていないが、
もっと重要なフォースの持つ力があると思われる。
「周囲の流れ、ブーム、政治手法、大局的な策略などに惑わされず、
真実を自然の摂理から感じ取り、自ら判断できる強い意思、思念する力」
この思念力が、真のジェダイには不可欠だろう。
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COE(脳酸素交換機能マッピング): http://www.katobrain.com/profile/discovery.html
http://www.katobrain.com/profile/studies.html
FORCEの由来:Kato T:Principle and technique of NIRS-Imaging for human brain FORCE:
fast-oxygen response in capillary event. International Congress Series:1270C, 88-99 (2004)
フォース:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%B9
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